12月の行事 クリスマス 12月25日

キリストの誕生を祝う祭日ですが、日本では宗教色は薄く、家族や仲間とケーキやごちそうを囲み、プレゼントを贈りあってお祝いする日になっています。人通りの多い広場やビルなどにはクリスマスツリーやイルミネーションが飾られ、華やかなムードで街を彩ります。
このページの見どころ!!
クリスマスの由来

古代ヨーロッパにおいて、12月25日は太陽の恵みに感謝する冬至のお祭りの日でした。その後、キリスト教が普及すると、もともとの土着信仰とキリストの誕生祭が結びつき、クリスマスイブ(イブは「前夜」の意味)の24日に礼拝が行われるようになりました。
日本でクリスマスが知られるようになったのは明治以降で、第二次世界大戦後には家庭などでクリスマスを祝う習慣が定着しました。
ちょこっとメモ!
クリスマスの風習あれこれ
サンタクロース

クリスマスイブに、プレゼントを持って子どもたちのもとへ訪れるサンタクロース。そのモデルとなったのは、4世紀頃に小アジアのミュラという町(現在のトルコ西部)の司教であった聖ニコラウスといわれています。
聖ニコラウスにまつわる伝説の一つに、ニコラウスがある時、貧しくて3人の娘を結婚させることができない父親の嘆きを耳にして、真夜中にその家の窓に金塊を3つ投げ入れると、それが娘たちの靴に入ったとする話があります。現在、サンタクロースがプレゼントを靴や靴下に入れるというのは、この伝説がもとになっています。
クリスマスツリー

キリスト教が普及する前のヨーロッパでは、冬至に魔除けの常緑樹を家の中や外に飾る習慣があり、これがクリスマスツリーの起源になったとされています。
ツリーにつけるオーナメント(飾り物)にもそれぞれ意味があって、ツリーのてっぺんを飾る星はキリスト誕生時に空に輝いていたとされるベツレヘムの星、赤いリンゴは愛と豊穣、ベルは魔除け、お菓子は神の恵みをあらわしています。
クリスマスのごちそう

日本ではチキンが定番ですが、ヨーロッパではガチョウ、アメリカではターキー(七面鳥)のローストを食べてクリスマスを祝います。もともとヨーロッパではキリスト教の祭日の一つである「聖マルティヌスの日」(11月11日)にガチョウを食べる習慣があり、それがお祝いの料理としてクリスマスにも登場するようになりました。
17世紀にイギリス人がアメリカに移住すると、アメリカにはガチョウがいなかったため、代わりに野生のターキーを食べるようになりました。
クリスマスケーキ

日本では、クリスマスケーキというとイチゴをあしらったホイップクリームのスポンジケーキが定番ですが、フランスでは薪や木の切り株をかたどったブッシュ・ド・ノエル(仏語で「クリスマスの薪」という意味)が主流。これはキリストの誕生時に暖炉で夜通し薪をくべて燃やしたという伝説にもとづくといわれています。
また、ドイツでは12月初旬頃から始まるアドベント(待降節)の期間中、シュトーレンと呼ばれるドライフルーツやナッツ入りのパンをスライスして毎日食べる習慣があります。ブッシュ・ド・ノエルやシュトーレンは、クリスマスが近づくと日本の洋菓子店などでも入手できます。
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最終更新日 2025年4月1日
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