女性がムリなく痩せられるダイエットの基本

「どれでもいい」は大間違い! ダイエットサプリの選び方と注意点

2017年1月16日 更新
ダイエットサプリの選び方と注意点

ダイエット経験がある人なら、ダイエットサプリが気になったことや、実際に飲んだことがある人も多いはず。
最近ではいろいろなダイエットサプリが登場していますが、目的に合ったサプリの種類や、選ぶ時のポイント、使用上の注意点などをチェックしましょう。

サプリメントって何?

サプリメントって何?

サプリメントとは、特定の栄養成分を抽出して錠剤やカプセルにしたもので、「栄養補助食品」などとも呼ばれています。
肥満解消の効果があるとされる医薬品はいくつか存在しますが、サプリメントは医薬品ではなく、食品の扱いになります。そのため医薬品のような効果をアピールすることは禁止されているのですが、一部の商品については国が定めた安全性や有効性に関する基準を満たした「保健機能食品」として、「お腹の調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」といった機能や、栄養成分などを表示しているものもあります。

目的別で選ぶダイエットサプリの種類

ひとくちに「ダイエットサプリ」といっても、その機能によっていくつかの種類があることをご存知でしょうか。
ダイエットサプリを大まかに分けると、「カロリーを抑制するタイプ」と「便秘を改善するタイプ」の2つがあります。

「カロリーを抑制するタイプ」のダイエットサプリ

「カロリーを抑制するタイプ」のダイエットサプリ

ダイエットの基本である「摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やす」ことをサポートする目的でつくられたサプリです。
このタイプをさらに詳しく分類すると、「摂取カロリーを減らす目的のサプリ」と、「消費カロリーを増やす目的のサプリ」があります。

「摂取カロリーを減らす目的のサプリ」には、食事に含まれる糖質や脂質の吸収を抑えるとされる成分が含まれています。例えば、糖質の吸収を抑える「ギムネマ」や、脂肪の排出をうながす「キトサン」などの成分がポピュラーです。
このような成分を含むサプリは、どちらかといえば定期的に運動をする習慣がとれない人や、デスクワークなどで運動量が少ない人に向いているといわれています。

「消費カロリーを増やす目的のサプリ」には、糖質や脂質の代謝をうながしてカロリーを燃焼させるといわれる成分が含まれています。糖質のエネルギー代謝を高める「αリポ酸」や、脂肪の燃焼をうながす「カルニチン」などの成分が有名です。
サプリの成分による脂肪の燃焼効果が期待できるため、効率よく運動をしてカロリーの消費量を増やしたいという人などにおすすめです。

「便秘を改善するタイプ」のダイエットサプリ

つらい便秘に悩む女性は少なくありませんが、便秘によって下腹がぽっこり出ていたり、肌荒れ、腹痛などの症状がある場合は「便秘を改善するタイプ」のサプリを選ぶという選択肢もあります。
このタイプのサプリに含まれている成分は、「食物繊維」「酵素」「乳酸菌」など、腸に働きかけてスムーズな排便をうながすものが中心です。

使用上の注意点

使用上の注意点

ダイエットサプリは医薬品ではなく食品の扱いになりますので、医薬品のようにすぐに効き目があらわれる訳ではありません。1週間程度で「効き目がない」とあきらめるのではなく、少なくとも1~2ヶ月くらいは試してみましょう。

大量に摂取すれば効き目も強くなると思いがちですが、体に影響が出るおそれもあるため、決められた以上の量を飲むのはNGです。必ず商品の表示をみて、用法を守って正しく飲んでください。
「ダイエットの基本の法則」でも説明したように、ダイエットの2大柱は「食事のコントロール」と「運動」で、ダイエットサプリはこれらの基本を補助するものでしかありません。
ダイエットサプリを飲んでいるからといって、暴飲暴食を続ければダイエットの効果が得られないばかりか、かえってリバウンドのおそれもあります。ダイエットサプリに頼り過ぎないように注意してください。

サプリを飲むタイミングは?

医薬品なら「食前に飲む」「食後に飲む」といったように、医師や薬剤師から飲むタイミングについて指導がありますが、食品であるサプリの場合、飲むタイミングは明確に決まっていません。
ただし成分が吸収されやすいタイミングというものがあるので、以下を参考にして、効率よくサプリの成分を摂取しましょう。

※ここではサプリの特徴ごとに目安となる摂取のタイミングを紹介しますが、もしも商品のパッケージなどに摂取のタイミングが表記されている場合は、そちらを優先してください。

摂取カロリーを減らす目的のサプリ(ギムネマ、キトサンなど)

…食前に摂取します。

摂取が1日1回なら、摂取カロリーが高くなりやすい晩ご飯の前がおすすめです。

消費カロリーを増やす目的のサプリ(αリポ酸、カルニチンなど)

…食前か、運動の前に摂取します。

摂取が1日1回で、食前に飲む場合は脂肪燃焼効果が高い朝食か、昼食の前がおすすめです。

便秘を改善するタイプ(食物繊維、酵素、乳酸菌など)

…食前に摂取します。

朝食の前に飲むと、腸の蠕動運動が活発になりやすいのでおすすめです。

いずれの場合も、コップ1杯分(約180ml)の水と一緒に飲むようにしましょう。水の量が少ないと、サプリが喉にひっかかる危険や、成分の吸収が悪くなる可能性があるので要注意!

商品を選ぶ時の注意点

ダイエットサプリを選ぶなら「効き目のある商品を選びたい」と思うのは当然ですよね。ただし、飲む人の体質や生活習慣などによってダイエットサプリの効き目のあらわれ方はまちまちですから、どれがよいかは自分で飲んで試してみるのが一番です。

ただし、どれを選んでもいいという訳ではありません。科学的根拠にもとづいて安全性や有効性が確認されている医薬品と違い、ダイエットサプリの中には安全性や有効性の根拠に乏しいものや、体に悪影響を及ぼす成分が含まれているものなどがあり、実際に社会問題となったケースもいくつかあります。
医薬品ではないのに「これだけで痩せる」「短期間でマイナス●kg」といった過激なキャッチコピーを掲げる商品には注意が必要です。

商品を選ぶ時の注意点

また、インターネット上のレビューサイトでは、さまざまな利用者の声をチェックできるので商品のよしあしを判断するのに役立ちますが、前述のとおり効き目のあらわれ方は人それぞれなので、100人中100人が好意的なコメントを寄せることはありえません。
口コミ数が少ないにもかかわらず絶賛のコメントばかりという商品の購入は避け、なるべく口コミの総数が多い商品を見て、好意的なコメントもそうでないものもトータルでチェックして判断するようにしましょう。

まとめると…まとめると…

自分に合うやり方で、ムリのないダイエットを!

自分に合うやり方で、ムリのないダイエットを!

流行のダイエット方法やダイエット商品などはいくつもありますが、ダイエットの基本は「食事のコントロール」と「運動」であることに変わりはありません。
焦って結果を求めるのではなく、じっくりと、生活の中で「食事のコントロール」と「運動」を習慣づけていく工夫をしましょう。毎日の習慣の積み重ねが、女性の美と健康を高めてくれるはずです。

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最終更新日 2024年10月30日