2016年6月23日 更新
新しいスポーツにチャレンジする時に、周りに初心者が多いと心強いもの。
そこで、大人になってから始める人が多く、初心者歓迎の主なスポーツを紹介します。よろしかったらスポーツ選びの参考にしてください。
※各スポーツで紹介している「消費カロリーの目安」とは、厚生労働省「運動基準・運動指針の改定に関する検討会2013報告書」内資料「運動時のメッツ表」を参考に、体重50キロの人が1時間スポーツをした場合で算出したものです。
ボルダリングとは、ハシゴなどの道具を使わずに体ひとつで岩を登るフリークライミングの一種で、基本的に5mくらいまでの岩に上ります。
もともとは山や河原など自然界にある岩がターゲットでしたが、最近では都市部を中心にクライミングジムが続々オープンし、手軽にボルダリングが楽しめる場所として人気を集めています。
- 手軽に始められて、初心者でもすぐに登れる!
ボルダリングのルールは非常にシンプルで、岩に登って、登りきったらゴールです。
用意するものはクライミングシューズとチョークくらいで、用具をたくさん買い揃える必要もありません。この手軽さが、ボルダリングの最大の魅力です。
初心者なら、まずは街なかにあるクライミングジムを利用してみましょう。国内には現在、300を超えるクライミングジムがあり、クライミングシューズやチョークはジムでレンタルできます。初めてでもインストラクターから簡単なレッスンを受けるだけですぐに人工壁(ウォール)を登れます。
人工壁にはホールドと呼ばれる大きさや形状がさまざまなグリップが配置されていて、クライマーはこのホールドを手足でとらえてゴールを目指します。ホールドの組み合わせによってコースの難易度が異なりますから、自分の技術レベルに合ったコースにトライしましょう。ちなみに一番簡単なコースならハシゴを登るくらいの感覚でクリアできます。
- 毎回違ったコースで楽しくレベルアップできる!
ボルダリングには体力や腕力が必須と思われがちですが、それよりも大切なのは手足をうまくコントロールするバランス感覚です。また、毎回違ったホールドの組み合わせを考えて登るため、次の動きをイメージする力や判断力も必要です。
今までスポーツに挑戦しても長続きしなかったという人は、同じ動きを繰り返す反復練習が苦手というケースも少なくありません。その点、ボルダリングは頭を使って毎回違うコースにトライできるので、楽しみや達成感を得ながらレベルアップできます。
また、ボルダリングはダイエットにも役立ちます。全身の筋肉をまんべんなく使って岩や人工壁を登っていくため、手足や背中、お腹などの筋肉の引き締め効果が期待できます。
- ボルダリング 約394キロカロリー
サッカーより手軽にできるチームスポーツとして、20~30歳代を中心にプレー人口が増えつつあるフットサル。
休日や仕事帰りなどに仲間と集まってプレーできるフットサルコートも各地にあります。
- フットサルとサッカーの違い
フットサルはサッカーとよく似ていますが、サッカーが11対11で試合を行うのに対し、フットサルは5対5でプレーします。コートの大きさはサッカーコートの約1/4程度で、時間も20分ハーフ(大会により異なります)と短く、プレーヤーが試合中に何度も交代できる、オフサイドがないなどのルールもあります。基本的に、コートが狭く人数も少ないため、1人1人がボールに触れる機会が多く、攻撃も守備も全員で行うなど、ピッチにいる全員がキープレーヤーとなって活躍できるのが特徴です。
日本ではここ10数年でフットサルのブームが到来したため、大人になってから始める人が大半です。フットサルチームの雰囲気や規模もいろいろで、サッカー経験者が中心のチーム、初心者が多いチーム、練習がメインのところや地域リーグに積極的に参戦しているところも。また、男性チーム、女性チームのほかに男女混合のミックスチームも増えています。
- 男女で勝利を目指せる珍しいスポーツ
数あるスポーツの中でも、男女が一緒になってチームを形成するスポーツは、実はほとんど存在しません。日本では、フットサルは女性の初心者の割合が多いため男女混合のミックスチームの人気が高いのですが、ミックスチーム限定のリーグ戦などでは、男女の身体能力差をうまくカバーしてゲームを有利に運べるかどうかが勝敗のカギを握ります。
ちなみにフットサルはサッカーより接触プレーに対するファールが厳しく、ケガの心配が少ないとされています。男性から女性へのファールは特に厳しくとられるので、女性も安心してプレーに集中できます。
初心者でも、現在メンバー募集中のチームに加入すればすぐに練習を開始できますが、ある程度ルールや技術を学んでからチームに入りたいという人はフットサルコートで定期的に開催されているフットサル教室に参加してみましょう。
- フットサル 約367.5キロカロリー
手軽な街乗りや自転車通勤、長距離サイクリングなど、スポーツとして自転車を楽しむ方法はいろいろあります。周囲の景色を見ながらペダルを踏んでいると、自分でも気づかないうちにかなりの距離を走っていた……なんてことも珍しくありません。
- スポーツバイクなら長時間の走りが楽!
日常のポピュラーな移動手段である自転車は、実はとても運動量が多い乗り物です。
一般的なシティサイクル(いわゆるママチャリです)で普通に街なかを走ると、同じ時間で卓球を全力でプレーするのと同量のカロリーを消費します。ただしシティサイクルは近所の買い物などには便利ですが、車体が重くてスピードが出にくい上、長時間乗っているとお尻や腰が痛くなってしまいます。
そこで最近では、シティサイクルより軽量でスピードがあり、長時間乗っても体に負担がかからない前傾姿勢で乗車するスポーツタイプの自転車(スポーツバイク)が注目されるようになりました。
さらに自転車がダイエット効果の高い有酸素運動ということや、環境に優しい乗り物であることなどもスポーツバイクの人気を後押ししています。
- ロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイクの特徴
スポーツバイクには、主に次の3つの種類があります。
舗装路を高速走行するための自転車で、ツール・ド・フランスなどの自転車競技でもお馴染み。費用の目安は8万円~
山道など未舗装の道路を走るための自転車。スピードは速くありませんが、頑丈さと乗りやすさに特化しています。費用の目安は5万円~
ロードバイクとマウンテンバイクの中間にあたり、ある程度スピードがあって乗りやすいのが特徴です。費用の目安は5万円~
スポーツバイクの購入は、ネット通販などもありますが、初心者なら、なるべく最初は専門店での購入がおすすめ。専門店ならスタッフに相談しながら試乗を行い、サイクリングの目的や予算、身長に合った1台を選ぶことができますし、スタッフからスポーツバイクの乗車姿勢や乗り方などのアドバイスも得られます。
自転車やヘルメットなどの初期費用がかかる分、最初のハードルは高いのですが、もともと自転車に乗る技術があれば、あとはスポーツバイク特有の乗車姿勢や乗り方(フレームをまたいでから発進するなど)を覚えるだけなので、初心者でも親しみやすいスポーツといえるでしょう。
- サイクリング(約20キロ/時)約420キロカロリー
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最終更新日 2024年10月30日
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