2015年11月16日 更新
施設の候補を絞り込むには、なるべく複数の施設の情報を集め、比較することが大切です。情報を見比べることで一般的な設備やサービス、費用の相場などが明確になり、施設での生活がイメージしやすくなるからです。
高齢者施設の情報を集めるには、主に次のような方法があります。

手軽に、複数の施設を比較検討するのに便利な方法です。
厚生労働省による「介護サービス情報公表システム」では、介護保険にもとづく介護サービス事業者のリストを都道府県ごとに公開しており、そこから高齢者施設を検索することができます。
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
http://www.kaigokensaku.jp/
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、シニア向け分譲マンションを探す場合、インターネットの検索エンジンに「高齢者施設 検索」などと入力して表示される比較検索サイトを利用してみるのもおすすめです。
検索して、興味がある施設は公式サイトにアクセスして詳しい情報を収集しましょう。

主に有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、シニア向け分譲マンションなどの紹介を無料で行っています。施設探しについて直接または電話で相談したい場合や、一括で資料を請求したい場合などにも便利です。

高齢者施設の情報を網羅した情報誌には、施設の広告が数多く掲載されています。また、地元のフリーペーパー、新聞の折り込みちらしなどにも広告が掲載されている場合があり、現在お住まいのエリアで施設を探す場合に役立ちます。

介護保険施設の場合、各自治体で入居の基準を定めているケースが多いため、役場の窓口で相談するのが一番です。介護保険施設以外の施設についても自治体が施設のリストを公表していることがあります。公共の窓口なので特定の施設を紹介してもらうことはできませんが、エリアを絞って探すなら問い合わせてみるのも一考です。

高齢者施設に既に入居しているか、身内が入居している友人・知人からの情報や、ケアマネジャーのアドバイスなども参考になります。身近なところにもアンテナを張りめぐらせて情報を集めましょう。
集めた情報を整理して、気になる施設が見つかったら、電話やメールで案内パンフレットを請求します。ただし案内パンフレットの多くはイメージに偏りがちで具体的な情報が少ないことも考えられるため、できれば施設が発行している広報紙や「重要事項説明書」なども同封してもらうようお願いしましょう。
重要事項説明書は、施設の入居契約に関わる重要な事項が記されており、入居契約時に施設側が入居希望者に口頭で説明しなくてはならないものです。サービスの内容や利用料金など、施設の詳しい情報を知るのに役立ちますから、早めにチェックしておいて損はありません。
また、資料を請求した時の施設側の電話対応やメールの返信状況なども、施設のようすを知る手がかりになります。
事業主体の概要 施設を経営する会社の名称や所在地、代表者名など
施設の概要 施設の名称、所在地、アクセスなど
スタッフに関する事項 スタッフの人数、勤務形態、経験年数、採用者・退職者、夜間勤務の最小時の人数など
サービスの内容 介護サービスの内容、協力医療機関、要介護度などに応じて居室を移る場合の条件、入居の条件や契約解除の内容、入居者の状況など
利用料金 支払い方式、一時金方式における算定根拠、月払い方式の算定根拠、介護保険サービスの自己負担額、クーリングオフ制度など
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