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2013年8月2日 更新

返済途中にローンを見直すことも大切

生活面や金利の変化に応じた返済プランを

住宅ローンは、返済終了まで毎月ずっと返済していれば安心と思いがちですが、時にはローンを見直してみましょう。長期にわたる返済期間中には、収入や生活プランが変わることもありますし、金利情勢も刻々と変化しています。ここでは、ローンを見直してスマートに返済するコツとして「繰上返済」と「借換え」について説明します。

●繰上返済

毎月決まった返済額とは別に、将来の返済分を前倒しで返すことを「繰上返済」と言います。

繰上返済した分の元金が減ることで利息も減り、総返済額が少なくなります。この繰上返済には、次の2つがあります。

期間短縮型
毎月の返済額はそのままで、返済回数を減らす方法です。
これにより、減った回数分の利息を払わずに済み、総返済額が少なくなります。
決済額軽減型
返済期間はそのままで、毎月の返済額を減らす方法です。
減った分の元金にかかる利息を払わずに済み、総返済額が少なくなります。

これらの2つのうち、効果的に総返済額を軽減できるのは前者の期間短縮型です。繰上返済は早ければ早いほど、効果的に利息を減らすことができますから、ボーナスや退職金などで資金に余裕があれば積極的に繰上返済を行いましょう。

ただ、金融機関によって繰上返済に必要な条件や手数料に差があるので注意してください。繰上返済を視野に入れて返済プランを組む場合は、あらかじめ手続きや手数料を確認すると良いでしょう。

期間短縮型の仕組み決済額軽減型の仕組み
●借換え

ローンを返済期間中に、金利や条件などの面で今より魅力的なローンを見つけた場合、今のローンを完済して、ほかのローンに組み替えることを「借換え」と言います。新たにローンを組むため、手数料などがかかる場合もありますが、今より返済がラクになる見込みがあれば借換えを検討してみましょう。

借換えをする目安は、次の3つ。

1.ローン残高が1,000万円以上である 2.返済期間が10年以上残っている 3.借換えによって、金利が1%以上下がる

上記の3つの条件を満たすようであれば借換えのチャンスと言えます。借換えのシミュレーションを行って、借換え前と借換え後のメリットを比較してみましょう。その際、手数料や特典なども検討材料に入れて、より良い条件のものを選んでください。

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最終更新日 2024年10月30日