大人が始めやすい習い事(1)語学・教養系
年齢を問わずスタートできて、大人の初心者も多い人気の習い事をピックアップ。
このページでは、語学・教養系の習い事を紹介します。
このページの見どころ!!
語学【オンラインOK】
海外旅行やビジネスで役立つ外国語を身につけたい、大好きな海外ドラマや映画を、字幕や吹き替えではなく実際の言語で楽しみたい……このような理由から、外国語の習い事を選ぶ人が増えています。
外国語を使うシーンや目的を明確に!
外国語が学べる教室やスクールは多数あり、講座の内容も、受講生のレベル、目的、グループレッスンorマンツーマンレッスン…などに応じて細かく分かれています。
例えば英語なら、旅行や生活上のコミュニケーションを想定した「日常英語」から、ビジネスレターの作成やプレゼンテーションなどに使われる「ビジネス英語」、ほかにも留学や検定のための英語など、自分がどのようなシーンで英語を使いたいかによって、必要なレッスンは異なります。
また、講座によっては教育訓練給付制度の対象となり、レッスン料などの一部がキャッシュバックされるケースもあります。
外国語を学ぶなら、まずその言語を使いたいシーンや目的を明確にしてから、自分に合った講座を選ぶようにしましょう。
講師はネイティブ?日本人?
特にマンツーマンレッスンの場合、講師がネイティブ・スピーカーだと必然的に英語でやりとりする機会が増えるため、聞き取りや会話などコミュニケーションスキルの向上につながります。
ただしこれは、受講者がその言語を学んだ経験があり、少なくとも初級(英語なら中学英語程度)か、それ以上のレベルがあれば…の話。
学びたい言語にほとんど触れた経験がないと、ネイティブ・スピーカーの講師の前で緊張してしまってうまく話せないケースもあります。未経験者ならネイティブにこだわらず、日本人の思考に沿って指導してくれる日本人講師か、日本語もOKのネイティブ講師がおすすめです。
●最初に用意するもの…パソコンなど(※オンラインレッスンの場合)、テキスト
楽器
大人になってから始めたい、あるいは子どもの頃に習っていて、もう一度始めたいという人も多い楽器の習い事。
コンサートやライブ、CDなどの音源を通じて音楽を「鑑賞する」だけではなく、自分で楽器を「演奏する」ことで、音楽の楽しみがさらに広がります。
意外と始めやすい?楽器の習い事
大人の楽器の習い事は、憧れの楽器やお気に入りの曲を自分で演奏したい、手指を動かす趣味が欲しい、結婚式の余興で必要……といったキッカケで始める人も。
レッスンは基本的にマンツーマンですから(※一部の音楽教室ではグループレッスンも行っています)、音楽経験がなくても、楽譜が読めなくても、受講者のレベルに合わせて指導してもらえるので心配要りません。
教室によっては初心者向けに楽器をレンタルしてくれるところもあるので、問い合わせてみましょう。
大人になってから始める人が多い楽器は? | |
---|---|
鍵盤楽器 | ピアノ、キーボード など |
弦楽器 | アコースティックギター、エレキギター、クラシックギター、エレキベース、ウクレレ、バイオリン、チェロ など |
管楽器 | フルート、サックス、クラリネット など |
打楽器 | ドラム など |
大手の教室?個人の教室?
音楽教室を大きく分けると、大手楽器メーカーが運営する教室と、個人の講師が自宅などで開く教室の2つがあります。
大手の教室は、駅前やショッピングセンターなど、仕事帰りなどに比較的通いやすい立地にあるケースが多く、レベルに応じた教本やカリキュラムがあるので段階的にレベルアップしやすいのが特徴。有料の練習室があるなど設備も充実しています。
一方、個人の教室は特に決まった教本などがないので、好きな曲を演奏したいなど、受講者の希望に沿ったフレキシブルな対応が可能です。住宅街の中に教室があることが多いため、家の近所に音楽教室があるかどうか、インターネットなどで探してみるのもよいでしょう。
楽器の習い事は、演奏する姿勢や手指の動かし方、楽譜の読み方など、学ぶことが多岐にわたるため、相性のよい講師を見つけることが重要です。
●最初に用意するもの…楽器(※レンタル可能な教室もあります)、教本など
料理
料理の習い事は、学んだことをすぐに毎日の食事づくりに活かせるのが魅力。献立のレパートリーが増える、手早く調理できるコツを学べるなど実用度が満点です。
女性を中心に人気の高い習い事ですが、親子で学べる講座や男性だけの講座を開講する料理教室もあります。
レベルや目的に応じて学べる講座
食材の切り方、だしの取り方など料理の基本から学べる初心者向けの講座から、和食、中華、フレンチ、イタリアンなどのジャンル別に学ぶ講座、お菓子づくり、パンづくり、魚のさばき方といった講座などがあります。
レッスンでは、料理の技術や手順はもちろんのこと、栄養バランスや盛り付けの工夫、食事マナーなど幅広い料理の知識を身につけられます。
教室の雰囲気やレッスン方法の違い
料理教室には、複数の講座を開講する大手の料理教室や、個人講師が運営するタイプの教室、ホテルやレストランの料理人が講師を務める教室などがあります。それぞれ教室の雰囲気や受講生の人数などに違いがあるので、通いやすいところを見つけましょう。
レッスンの進め方にも講座ごとに違いがあります。デモンストレーション中心の講座では、講師が調理しながら説明を行い、出来上がった料理を受講者が試食します。料理のプロの技術を間近で見ながら手順や美味しさを引き出すテクニックを学びたい人には、このタイプの講座がおすすめです。
実際に調理をしながら技術を学びたいという人は、実習がメインの講座を選ぶとよいでしょう。実習では、講師の指導を受けながら下準備から盛り付けまで行い、手順や技術を習得します。大抵の実習は数名のグループに分かれて行うため、受講者同士の仲が深まるのも実習メインならではの特徴です。
教室の雰囲気などを確かめるには、単発のコースや体験レッスンに参加してみましょう。
●最初に用意するもの…エプロン、三角巾など
書道【通信OK】
パソコンの普及によって文字を書く機会は少なくなりましたが、それでも手紙や慶弔事などで美しい文字を書けるようになりたいと思う人は多いもの。
書道は、バランスのとれた美しい文字の書き方を学べるのはもちろん、文字を書くことで心を落ち着かせ、集中力を高める効果も期待できる人気の習い事です。
毛筆と硬筆の違い
書道の習い事を大きく分けると、使用する筆記具によって「毛筆」と「硬筆」の2つがあります。
柔らかい筆を使う毛筆では、「とめ・はね・はらい」といった基本の筆づかいや、筆圧による線の太さ・細さのリズムを学びながら美しい文字を目指します。墨をする所作や筆運びのマナーなど、日本文化の知識や教養も身につきます。
一方、硬筆ではボールペンやフェルトペン、鉛筆などを使い、バランスの整った美しい文字を書く方法を学びます。身近な筆記具を使用するため、日常で手書きをするたびに習い事の効果を実感できるのが特徴です。
事前に書きたい書体や書風をチェック
書道の習い事の多くはグループレッスンで、講師が書いた手本や教本を見て受講者が文字を書き、講師が添削するスタイルになります。学べる書体や書風は教室や講座によって異なるため、あらかじめ見学や体験レッスンなどで教本や講師の書風をチェックして、「こんな文字を書きたいな」と思うところを受講するとよいでしょう。
日常で使用する機会の多い楷書、行書などの読みやすい書体を学ぶ「実用書道」、流れるような書体の「かな書道」、自由な書体や書風の「アート書道」といったジャンルもあり、それぞれを専門的に学ぶ講座もあります。
●最初に用意するもの…筆、墨、硯など(※毛筆の場合)、ボールペンなど(※硬筆の場合)、教本
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最終更新日 2024年10月30日
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