ありがちトラブル&対処法(2)水回り以外のトラブル|住まいの設備トラブル|住まいの情報ナビ|E-LIFE不動産情報

2018年9月3日 更新

ありがちトラブル&対処法(2)水回り以外のトラブル 住宅設備のトラブルは、トラブルの状況によっては生活状況が一変してしまうことも。よくある事例の原因と対処法をチェックしましょう。 主な原因を知る 水回りのトラブル 水回り以外のトラブル トラブルをを防ぐポイント

住まいの設備の「困った!」ケースを紹介

トラブル⑥「エアコンの冷暖房効果が弱い」

エアコンの効きが悪くて夏暑く冬寒い!

  • 原因は?

エアコン本体の故障という可能性もありますが、比較的新しいエアコンの効きが悪いのは設定温度が高すぎ(低すぎ)たり、夏に「暖房」、冬に「冷房」に設定するなど、設定ミスが原因の多くを占めています。
また、エアコンの能力に見合わないサイズの部屋での使用(8畳用のエアコンを20畳のリビングに設置するなど)や、フィルターのお手入れ不足、室外機の周りに物を置いてあるなどの理由でエアコンの効きが悪くなることもあります。
エアコン以外の原因として、窓の大きさや方角によって日照や外気の影響を受けてしまう、断熱材に問題があるといったケースも考えられます。

  • 対処法は?

まずは設定ミスや、エアコンの能力と室内の広さが見合っていない可能性を考えて、リモコンや説明書などをチェックしましょう。フィルターの汚れ具合、室外機まわりの環境などに問題があれば、メンテナンスや掃除を行います。
上記を見直してもエアコンの状態がよくならない場合は、本体内部や冷媒ガスにトラブルが起きているのかも知れません。そうなると専門業者に修理を依頼することになりますが、故障の状態や使用年数によっては修理費用が高額になりやすく、買い替えを勧められることも多いでしょう。

トラブル⑦「食洗器がうるさい」

食洗器の運転音や水音がうるさくて落ち着いて夜眠れない!

  • 原因は?

キッチン設備の不満として挙げられることが多い、食洗器の運転音や水音。最近では静音タイプの製品が主流ですが、それでも静かな深夜などはうるさいと感じる人も少なくありません。
音が気になっても、キレイに食器を洗えているなら特に問題はありませんが、エラー表示が出たり、明らかに異常な音がする場合はメーカーに修理を依頼してください。

  • 対処法は?

購入前に、製品表示を見て少しでも運転音が少ないものを選ぶことができれば理想的ですが、既に購入済みの場合は、物音が気にならない昼間に食洗器を使用するなど、生活の中で折り合いをつけていきましょう。
洗う食器の数が少ないと水音が庫内に響いて、より大きな音が発生するため、ある程度食器がたまってから食洗器を運転するのも効果的です。

トラブル⑧「コンセントが足りない」

コンセントの数が足りない上、必要な場所になくて不便!

  • 原因は?

住み始めてから気付くことが多い、コンセントの数や設置場所に関するトラブル。昔に比べて電化製品の数は増えているため、コンセントは多めに設置したほうがよいのですが、それでも必要な場所になければ意味がありません。
何度もコンセントを抜き差しするのは手間がかかりますし、延長コードやたこ足配線でコードがむき出しになっていると、つまずきによる転倒や火災の危険も高まります。

  • 対処法は?

今あるコンセントで差込口を増やすなら、電源タップが有効です。最近ではスマートなデザインや色の電源タップも登場しているので、ネットショップや量販店などで気に入った製品を探してみてください。また、コードをまとめて壁にはわせるアイテムを活用すれば、室内がスッキリと片付き、転倒のリスクも軽減されます。
家電製品については、その部屋の決まった場所に固定して使うものもあれば、掃除機のように移動して使うものもあります。これから家づくりをする人なら、普段の生活を振り返り、部屋ごとに必要なコンセントの場所や数を考えることがトラブルを未然に防ぐポイントになります。

  • コンセントの設置数の目安
リビング5個~和室5個~
ダイニング5個~玄関1個~
キッチン7個~脱衣洗面室3個~
寝室5個~トイレ1個~
子ども室4個~廊下1個~

また、コンセントの高さも重要です。一般的なコンセントの高さは25㎝ですが、デスクまわりは70~90㎝、抜き差しの多い掃除機は35~40㎝くらいの高さが便利でしょう。

トラブル⑨「Wi-Fiの電波の不具合」

自宅でWi-Fiルーターから遠ざかると電波が届かず、スマホが使いにくい…

  • 原因は?

Wi-Fi(無線LAN)は便利ですが、障害物があると電波が遮られてしまうため、家具や部屋の仕切りなどがある住宅内では電波が届きにくくなりがちです。
また、Wi-Fiの電波はWi-Fiルーターを中心として全方向に発信されていきます。Wi-Fiルーターを部屋の隅や窓際、床などに設置すると、窓の外に電波が飛ぶなどして、住宅内の全域に電波が行きわたりません。

  • 対処法は?

なるべく住宅の中心、床から1~2mくらいの高さにWi-Fiルーターを設置するのが理想ですが、配線の問題もあり、難しい家庭も多いと思います。
もしもWi-Fiルーターの移動が可能なら、なるべく家具などの障害物が少なく、電波が干渉しやすい電子レンジやコードレスホンから離れた場所に設置してください。また、Wi-Fiルーターが見えないように箱や引き出しの中に入れている家庭もありますが、電波が遮られやすいので避けたほうがよいでしょう。
設置場所を変えても電波が弱い、もしくはWi-Fiルーターの移動が難しい場合は、市販のWi-Fi中継器の利用がおすすめです。Wi-Fi中継器はWi-Fiルーターから届く電波を中継してくれるので、Wi-Fiが利用できる範囲が広がります。

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最終更新日 2024年12月02日