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マイホームの「どっちにする?」を徹底比較!!【設備編】

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  • 収納
  • 庭・ベランダ

比較その3
最新の「冷暖房設備」で室温を快適に!

住まいの冷暖房設備はさまざまな種類がありますが、単に「新しいから」「高機能だから」という理由で設置したのでは、宝の持ち腐れになることも。生活スタイルやランニングコストに合わせて、自分と家族に合う冷暖房設備を選んでください。

2014年04月22日 更新

冷暖房設備が大切な理由とは?

  • 最近の高気密・高断熱住宅は、窓や扉の隙間から冷暖房の熱が室外に逃げにくいため、わずかなエネルギーで効率よく室温を保つことができます。
  • 冷暖房と上手に組み合わせることによって、高気密・高断熱住宅は冬暖かく夏涼しいのはもちろん、エネルギーを無駄遣いせずに済ませることも可能なのです。

人気の冷暖房設備いろいろ

ここでは「床暖房」や「エアコン」、そして最近注目の「全館空調システム」の特徴を比較していきます。

床暖房
  • 床暖房
  • 床を直接暖める暖房設備。冬場に最も冷えがちな足元をポカポカ暖めるだけではなく、床から放射される熱が壁や天井にも伝わり、部屋全体を心地よい室温に保ちます。
  • 床暖房は、大きく分けると「電気式」と「温水式」の2種類があります。
電気式・・・
床に蓄熱帯や電熱線のヒーターを内蔵し、電気を通して暖めます。温度に応じて発熱を抑制するPTCヒーターを採用する商品を選べば、日射しが当たる部分は発熱が抑えられるため、電気代の節約に。
温水式・・・
温水式の床暖房は、主にガスまたは電気の熱源を利用します。床にパイプを内蔵して、ガスや電気で暖めた水を循環させて暖めます。
こんな人におすすめ
エアコンによる空気の乾燥が苦手
足元の冷えが気になる
家族が集まるリビングなどを集中して暖めたい
エアコン
  • エアコン
  • 現在、地域を選ばず広く利用されている冷暖房設備です。壁掛けタイプと、天井などに埋め込むビルトインタイプの2種類があります。
  • リモコンのボタンを押せば、サッと室温を調節できるエアコンは、今いる部屋をすぐに暖めたい(または涼しくしたい)時に心強い存在といえるでしょう。
こんな人におすすめ
暖房だけではなく、冷房器具としても使いたい
冷暖房を使用する部屋が限られている
風量、風向きなどを調節したい
全館空調システム
  • 全館空調システム
  • 住宅の高気密・高断熱化が進むと、窓を開ける回数が減って室内の空気が汚れがち。室内に充満する化学物質によるシックハウスなどの被害も気になるところです。そのため法改正によって、家中の空気を24時間換気する機械換気の設置が義務づけられるようになりました。
  • 「全館空調システム」は、この24時間換気に加えて冷暖房も可能な空調システムを備えたものです。全館空調システムを導入すると、リビングやキッチンなどの部屋から脱衣所、洗面室、トイレ、廊下にいたるまで、家中のあらゆる箇所の室温を均一に保つことが可能になり、ヒートショック(※)の予防にもなります。
※ヒートショックとは・・・
急激な温度変化によって血圧が変動する状態です。暖かいリビングから寒い浴室へ移動する時などにヒートショックが起こりやすく、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気につながるおそれもあります。
こんな人におすすめ
住宅内の温度差によるヒートショックが気になる
家族が同時にそれぞれの部屋で過ごすことが多い
24時間常に一定の室温で過ごしたい
冷暖房設備の比較
  床暖房 エアコン 全館空調システム
特徴 床を直接暖めて、放射熱による効果で部屋全体を快適に。 空気を直接暖める器具。暖房だけでなく、冷房効果も得られる。 オフィスビルなどと同じ集中管理方式で、家全体の空調を行う。
暖まる時間 スイッチをONにしてから温かさを感じるまで時間が必要。電気式の場合は1時間以上かかり、ガスによる温水式は電気式より早いとは言え、エアコンと比べると遅め。 立ち上がりが早く、すぐに室内が暖まる。帰宅後も、スイッチONで心地よい室内に。 24時間、家中の室温を一定に保つ。
暖める範囲 設置した床の部分が暖まる。部屋の一部だけ設置することも可能だが、部屋全体を暖めるなら床面の70%程度の設置がおすすめ。 室内の広さに応じたエアコンを設置することで、部屋全体を暖める。 空調の範囲は家全体。脱衣所やトイレまで暖かいから、ヒートショックの心配がない。
室内環境 空気を直接暖めないので乾燥せず、部屋全体がゆるやかな暖かさ。 室内の空気はすぐ暖まるが、床はなかなか暖まりにくい。空気が乾燥したり、人によってはエアコンから吹き付ける風が当たって不快に感じたりすることも。 常に一定の快適温度だから、夏涼しく冬暖かい。
エコ度 床から暖める都合上、床下への放熱は避けらっれず、どうしてもエネルギーの無駄が生じてしまう。 最近のエアコンは省エネにすぐれている。とは言え、頻繁にスイッチのON/OFF切り替えを行うと、意外とエネルギーを消費するので注意。 24時間の空調システムなので、外出時でも空調を運転する必要がある。夏・冬以外は換気のみの運転も可能。
初期費用 商品にもよるが、設置費用の目安は、電気式の場合は12帖で約65万、ガスによる温水式の場合は12帖で約80万。全館空調システムよりは安いが、エアコンより割高で、複数の部屋に設置するとなるとかなりの金額に。 商品にもよるが、設置費用の目安は12帖用のもので10万円前後。何室にエアコンを設置するかで金額が変わってくる。 商品にもよるが、設置費用は40坪で200~250万円が目安。決して初期費用が安いとは言えないが、全室にエアコンや床暖房を入れることを考えるとお得かも?
ランニングコスト 商品にもよるが、電気式の場合は12帖で約14,000万円/月、ガスによる温水式の場合は12帖で約8,000円/月が目安。ただしこれは冬場だけの金額で、床暖房を使用しない夏場のランニングコストはゼロ。 商品や地域によって異なるものの、夏冬シーズンは12帖用のもので約6,000円/月かかる見込み。 夏・冬シーズンは40坪で約10,000円/月。商品によっては、ヒートポンプを使用して電気代の安い夜間に効率よく暖めるものもある。

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最終更新日 2024年10月30日