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子どものインターネット・SNS

ステップ2 インターネット基礎知識編
インターネットとの上手な付き合い方とは

2016年9月27日 更新
インターネットとの上手な付き合い方とは

車の免許を取得するために運転技術や交通ルールを学ぶように、インターネットを上手く使いこなすには、覚えておきたいいくつかのルールやマナーがあります。
後ほど紹介する「SNSとの上手な付き合い方とは」と重複する内容も多いのですが、インターネットを利用する上で必要なことばかりですので、ぜひこの機会に子どもとチェックしてください。

インターネットのメリット・デメリットは?

インターネットのメリット・デメリットは?

インターネットのメリットは、「インターネットって何?どんなことができるの?」で紹介したような機能やコンテンツを、自分の好きな時にいつでも楽しめるということ。最近ではスマートフォンの普及によって、外出先やちょっと空いた時間などに気軽にインターネットで検索やメール、動画視聴などを楽しむケースが増えています。

また、インターネット上にあるWEBサイトの中には子どもの役に立つものもありますが、中には違法なサイトや、暴力的、性的、反社会的な情報など子どもに悪影響を与えるサイト、良心的なサイトを装って個人情報を盗み取ったりウイルスに感染させたりする悪意のあるサイト、子どもを狙った出会い系目的の誘い出しなど、リスクもたくさんあります。
このようなリスクを最小限に抑え、インターネットを楽しく利用するためにインターネットのメリットとデメリットを挙げてみました。

メリット

  • ・自分の好きな時に利用できる
  • ・知りたい情報をすぐに検索できる
  • ・メールやSNSで連絡をとることができる
  • ・ゲームや音楽をダウンロードできる
  • ・知識を深めたり、趣味を楽しむことができる

デメリット

  • ・違法なサイトや、子どもに悪影響を及ぼすサイトなどもある
  • ・ウイルス感染や個人情報流出のリスク
  • ・SNSにまつわる人間関係のトラブルや、悪意のある大人からの誘い出しなど
  • ・ゲームの課金など金銭にまつわるトラブル
  • ・長時間利用すると健康を害したり、成績に影響が出るおそれも

保護者から子どもに伝える、インターネット利用時の注意点

個人情報を守る

インターネット上では、本名、電話番号、メールアドレス、住所、学校名など個人の特定につながるような情報は決して書き込んではいけません。ちなみに撮影した画像から住所がわかることもあるので、写真をアップする時にも気を付けるよう徹底させましょう。

情報をうのみにしない

インターネット上の情報には正しいものもありますが、情報が古いもの、不正確なもの、悪意を持って事実をねじ曲げているものなどもあります。また、同じ一つの問題について取り上げていても、情報の発信者の考え方によっては正反対の意見になることもよくあります。そのためインターネットで得た情報だけで物事を判断しないように説明しておきましょう。

迷惑メールや詐欺メールに注意

迷惑メールや詐欺メールに注意

知らないアドレスからのメールや広告メールなどは、ウイルス感染の危険があります。メールに添付ファイルやリンクがあっても絶対に開かず、すぐに削除することを徹底させましょう。
不適切なサイトに会員登録をしてしまい、「●日までに●万円を支払ってください」などの請求メールを受けるといった「代金請求詐欺」などもあります。この場合、会員登録だけでは法的な契約が成立していないので、請求は無視して構いません。

登録やダウンロードをする時は

登録したいWEBサイトが個人情報や代金請求が目当ての不適切なサイト、安全なサイトを装った出会い系目的のサイトかも知れませんし、ダウンロードをすることでウイルスに感染するおそれもあります。子どもがサイトやアプリの安全性を判断することはとても難しいため、会員登録やダウンロードが必要な時は、必ず保護者に一声かけることを約束させましょう。各家庭で子どもの年齢や状況に応じて、「登録やダウンロードは保護者と一緒に行う」「保護者と利用規約を読む」などのルールをつくりましょう。

IDのパスワードの管理を徹底する

IDやパスワードが流出すると、悪意のある人が本人になりすまして掲示板などに投稿したり、ネットショップで買い物をしたりするおそれがあります。IDやパスワードを他の人に教えないことを説明するだけでなく、時々、保護者が子どもと一緒にパスワードを変更しましょう。

著作権や肖像権を侵害させない

著作権や肖像権を侵害させない

他の人がWEBサイトに掲載している文章や写真、イラストなどを無断でコピーして、自分のサイトなどにアップすることは著作権侵害にあたります。また、友達や街で見かけた人、有名人などを撮影して写真をアップすることも肖像権侵害にあたり、どちらも違法行為です。子どもが気付かないうちに加害者になってしまわないよう、注意しておきましょう。

他人を不快にさせない

インターネット上で情報を発信する時は、誰かを傷つける表現、失礼な言葉づかい、公序良俗に反する発言は避けることを約束させましょう(※)。これはインターネットに限らず、リアル社会でも同じこと。他人を不快にさせる行為はNGです。

※SNS利用時の注意点については「SNSとの上手な付き合い方とは」で詳しく紹介します。

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最終更新日 2024年10月30日

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