手軽にスマート化を叶える家電6つ
スマートホームで利用できるスマート家電や住宅設備はいろいろありますが、すぐに設置しやすいもの、賃貸住宅OKのものを中心にピックアップして紹介。あなたもスマートホームの魅力を体験してみませんか?
スマートスピーカー
声だけで音楽再生や家電の操作ができる
2017年頃から日本でも普及が進むスマートスピーカー。
「Amazon Echoシリーズ」や「Google Home」などが有名です。
スマートスピーカーとは
音声認識・操作ができる音声アシスタントを搭載したスピーカー(AIスピーカー)。起動する際は、「アレクサ!」や「OK Google」といったウェイクワードで呼びかけをします。
音声アシスタントができることは、音楽再生、インターネット検索、ニュースの読み上げなど。モニター付きの製品なら、動画コンテンツの視聴やビデオ通話もできます。
音声で家の中の家電を操作できる
スマート家電とスマートスピーカーを連携すると、スピーカーに話しかけるだけで家電のオン/オフ切り替えや、エアコンの温度設定、テレビのチャンネル変更などの音声操作ができるように。料理や家事で手が離せないときでも、声だけでサッと操作できます。
スマートリモコン
家にある家電リモコンをひとまとめにする
家電が多いと、それぞれに対応するリモコンも増えて室内がゴチャつきがち。
スマートリモコンがあれば、複数の家電リモコンをスマホに集約することができます。
スマートリモコンとは
赤外線通信対応の家電や照明を、スマートフォンで一括して操作できるようにするリモコンです。
赤外線リモコンで操作できる家電であれば、エアコン、テレビ、DVDプレーヤー、照明…など、多くの種類で使用できます。新たにスマート家電を購入せず、いま家庭で使用している家電をスマート化したい人におすすめです。
音声操作でさらに使いやすく
スマートリモコンをスマートスピーカーと連携すると、音声操作ができるようになります。
また、連携したい家電の登録設定をスムーズにするプリセット機能、温度センサー機能を搭載した製品もあります。
スマートロック
カギの差し込み不要で玄関の出入りをスムーズに
スマートフォンなどを利用して、カギの開閉ができるスマートロック。物理的なカギを差し込まずに遠隔操作で開け閉めを行います。
スマートロックとは
ドアロックに本体機器を取り付けて、スマホやICカード、暗証番号などでカギの開錠・施錠を行うものです。
取り付けの際に穴あけ工事をともなうタイプや、粘着シールで貼り付けるタイプなどがあり、後者はドアや壁を傷つけないので賃貸住宅でも気軽に設置できます。
ラクに開閉できて、セキュリティも向上
家庭用のスマートロックのほとんどが、ハンズフリー機能を搭載しています。玄関を出入りするときに荷物で手が塞がっていても、ドアに近づくだけで自動的にカギが開くので便利です。
さらに、カギのかけ忘れを防ぐオートロック機能や、カギの開閉の履歴を残せる機能つきの製品も多く、ホームセキュリティの強化に役立ちます。
スマート照明
スイッチやリモコン要らずで点灯・消灯
自宅の照明のオン/オフを切り替えるときなどに、これまではスイッチやリモコンを使って操作していましたが、スマート照明を導入すると、手元のスマホで操作できるようになります。
スマート照明とは
照明器具がインターネットとつながり、スマホでオン/オフの切り替えや調光・調色、遠隔操作もできるスマート照明。
スマートスピーカーと連携すれば、就寝時にベッドから「電気を消して」と話しかけるだけで、照明がオフになります。
暮らしに合わせてカスタマイズ
スマート照明のタイマー機能を活用して、起床時間になったら寝室の照明をオンにするよう設定すると、明るい照明が目覚ましになります。
また、長期の不在時や帰宅時間が遅いとき、夜間の設定時間に照明がランダムで切り替わり、あたかも在宅しているように装う留守番サポート機能を搭載した製品もあります。
ほかにも、学習やリラックスタイムなどのシーン別に、照明の明るさや色を変えて気分を変えるなど、生活シーンに合わせた細かな設定が可能です。
スマートカーテン
手を使わずに、自動でカーテンが開く
朝になったら自動でカーテンで開き、日暮れとともにカーテンが自動で閉じる。そんな快適なシーンを実現できるのがスマートカーテンです。
スマートカーテンとは
モーターを内蔵した装置をカーテンレールに取り付けることで、カーテンの自動開閉ができるスマートカーテン。
スマートフォンや音声での操作のほか、タイマー機能で毎日決まった時間にカーテンを自動開閉することができるので、これまでのようにカーテンの開け閉めのために室内を動きまわる手間がなくなります。
防犯対策にも役立つ
旅行などで長期間家を空けるときに、カーテンを閉きっぱなし(閉じっぱなし)のままにすることが不安という人も多いのではないでしょうか。
スマートカーテンと、前述のスマート照明を外出先からスマホで操作したり、タイマー機能を活用すると、不在時でも生活の気配をアピールできるので防犯対策におすすめです。
ネットワークカメラ
外出先から家の状況をリアルタイムで確認できる
仕事などの外出中に、お留守番している子どもやペットのようすが気になる場合におすすめなのが、ネットワークカメラ(IPカメラ)です。
ネットワークカメラとは
機器本体にコンピューターを内蔵しており、単独でインターネットに接続できるカメラです。
カメラが撮影した映像をスマホなどからリアルタイムで確認したり、インターネットのクラウド上に録画データを保存したりできます。
家族の見守りや防犯対策に
近年、ネットワークカメラは外出先からの家族の見守りや、防犯のために導入するケースが増えています。
製品を選ぶときは、使い方や撮影したい範囲などに応じて、接続タイプ(有線/無線)、レンズの画角や画素数、角度調整機能の有無などを検討しましょう。内蔵のカメラとスピーカーで会話ができる双方向通話機能を備えた製品なら、もしも何かあったときに音声でやりとりすることができます。
まとめると…
手軽に始めて、便利さを実感! 気になる家電・設備をスマート化しよう
スマートホームというと、「大がかりな工事や設備導入が必要では?」と思いがちですが、基本的にスマート家電を接続するためのインターネット環境があれば、あとは必要なスマート家電や機器を用意すればスタートできます。
導入の際に最低限用意したいものや、注意点などを次のページで紹介しますので、参考になさってください。
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最終更新日 2024年10月30日
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