
2014年7月8日 更新

埼玉県から香川県へ家族5人で移住。
リラックスできる環境でのんびり子育て中!
リラックスできる環境でのんびり子育て中!

移住2年目Mさん(30代、自営業)
同い年の妻と、中学2年、小学3年、幼稚園年少の子どもがいる5人家族。
2012年に埼玉県所沢市から香川県高松市(の田舎のほう)へ移住。


1番上の子が小学生のうちに、のんびりした環境の良い土地に移り、子育てをしたかったからです。具体的なきっかけとしては、震災があったことと、どこででも仕事ができる自営業で生活できる目途がたったから。

妻。先に一軒家の賃貸物件を見つけ、その写真を見せて「庭付きの広い一戸建ての暮らし」をアピールされました。当時はマンション暮らしだったため、子どもは簡単に食いつき、私は「広い自室」に納得。


決めた時期は秋頃で、不動産屋さんから「春にはもっとたくさんの物件が出る」と言われましたが、気に入ったから早めに決めました。不動産屋さんに事情を話して相談し、家賃の支払いは住む月からにしてもらえたので良かったです(代わりに、1年以内によそへ越す場合は補償金を払うという取り決めだったと思います)。

自宅が仕事場なので問題ありませんでした。

いきなり縁もゆかりもない地方に移住すること自体について、本当にやっちゃっていいのかなーという漠然とした不安がありましたが、物件の下見に行ったり周辺の地図を調べたり子どもが通うことになる学校のWEBサイトを見たりと、情報を集めることで解消していきました。


生活全般では、地元の野菜や魚が安く新鮮でおいしいため、食生活が良くなりました。フードマイレージを気にすることもなくなり、精神的にも楽です。また近くにコンビニがないことと、夜は外が真っ暗になるため、夜中にちょっとお腹が空いたな、という時も家にあるもので何とかするようになり、健康の面でも経済的にも良くなったと思います。
他には、以前は同じマンションの住民もほとんど知りませんでしたが、こちらでは地域の掃除の参加も絶対なので、地域とのつながりができました。

現在、子どもの進学について悩んでいます。しばらくは関東に戻るつもりがないので、1番上の子はこちらで高校に行くことになると思いますが、関東とは受験のスタイルがまるで異なるので自分が子どもの時とは違う勉強の仕方をさせなければならないことに不安があります。関東では私立型の受験がメインで、塾でテクニックをみがくことが大切でしたが、こちらではほとんどが公立の高校に進学し、それには内申が必要なので、テストだけでなく日々の提出物や授業態度が大切になってきます。その実感が薄かったため、もっと早くからそのことを念頭に置いて子どもの学校生活を見るべきだったと思います。


地域に根ざした暮らしになり、食事の買い物も地産地消が当たり前です。防災の観点からも近所と関わりがあることは安心できます。
一方で悪い点として、お店や情報は、関東に比べてはるかに遅れています。テレビ番組も「いつの?」と、その放送の遅さに驚くことがあります。
中学校の授業進度が遅く、また受験に対する学校のバックアップもあまりありません。
日常生活は、夜が暗くて幹線道路以外は走るのが怖いことや、ポストがほとんどないので郵便を出すのが大変、灯油販売の車も来ないなど多少不便です。
それと、虫が多いです。軒先に蜂が巣を作ったりするとちょっと怖いです。

地方の小さい自治体は付き合いが密であり、それが良いところでもありますが、密すぎて息苦しいという話も聞きます。また自治会に必ず入らなければならない地区だと、初めに何十万という高額な自治会費を払わなければならないなど具体的な負担が生じる場合もあると思います。転勤者がある程度いてよそ者に慣れている、自治会の参加も自由で選択肢があるなど、自分に合った暮らしができる場所かどうか、事前に調べたほうが良いと思います。
また私たちの住む地区は、豪雨のとき水浸しになって通れなくなる道路が割とあります。そういった設備の点では都会と違いがあるので、その辺もある程度聞いたほうがいいかも知れません。
また私たちの住む地区は、豪雨のとき水浸しになって通れなくなる道路が割とあります。そういった設備の点では都会と違いがあるので、その辺もある程度聞いたほうがいいかも知れません。
コラムを探す
新着コラム
最終更新日 2025年4月1日
- マイホームは、多くの人にとって一生に一度の高額な買い物。住んでから「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えることがないよう、どんな点に注意すればよいかを失敗例から確かめましょう。
- ある日、突然起こる家の中のトラブルや生活の困り事。水漏れ、カギ紛失、害虫が出た…など、緊急時の対応や注意点、日頃からできる備えについて紹介します。
- 庭やアウトドアリビングのある家づくりで知っておきたい基礎知識をまとめました。これから家を建てる方は必見です!
- 「終活」とは、自分らしい最期を迎えるための準備活動のこと。持ち家がある場合は、自宅の相続のことも頭に入れておきたいもの。もしものときに備えて「住まいの終活」を始めませんか。
- 購入を検討している物件を現地でチェックする「物件見学」は、家探しの重要なステップの一つ。物件見学時にきちんと確認したいポイントを押さえて、家選びを成功させましょう!
- 災害は、ある日突然やってきます。いざというときにペットと自分を守れるように、飼い主さんができる「日頃の備え」と「災害時の行動」を学んでいきましょう。