気になる物件を実際の目で確かめよう! 理想のマイホームを手に入れるための「物件見学」のチェックポイント

【周辺環境】見学時のチェックポイントは?

2024年10月30日 更新
【周辺環境】見学時のチェックポイントは?

新居の建物だけでなく、そのエリアの買い物施設や交通などの利便性、治安といった環境面も、住み心地に大きな影響を及ぼします。物件見学をするときは周辺環境もチェックして、住みやすいエリアかどうかを確かめましょう。

【暮らしの利便性】をチェック

通勤・通学や買い物に便利な立地が理想

最寄りの駅やスーパー、病院などの施設へ向かうルートや利用しやすさなど、暮らしにまつわるさまざまな利便性を確認しておきましょう。

□駅やバス停までの距離、道路の歩きやすさは?

鉄道やバスを利用して通勤・通学するなら、駅やバス停までのルートは重要なポイント。実際に歩いてみて、距離と所要時間、信号や踏切の待ち時間の長さ、急坂や危険な場所の有無などを確かめる。

□鉄道やバスの運行頻度は?

運行ダイヤで、発着頻度や最終時刻をチェックする。平日朝のラッシュ時の混み具合も確認しておくとよい。

□スーパー・病院・銀行までの距離はどうか?

暮らしに必要な各種施設について、物件からの距離と所要時間、営業時間、休業日などを調べる。車を利用するなら、駐車場の有無も確認する。

□小・中学校の学区は?

自治体サイトで公立小・中学校の学区を調べることができる。学校の雰囲気や、通学ルートの距離と所要時間、信号や踏切の待ち時間の長さ、急坂や危険な場所の有無などを確かめる。

□(マンションの場合)共用部分は?

エントランスや廊下、エレベーターなどの共用部分の状態をチェック。ラウンジやシアタールームなどの豪華な共用施設を売りにしているマンションでは、その施設を使用しない場合に高額な維持管理費用が負担になりやすい。

【近隣の環境】をチェック

近隣のようすから、住人トラブルの可能性を見分ける

ご近所トラブル防止のために、自分たちが暮らしのルールやマナーを守るのは当然ですが、もしも次のようなサインが見られたら、トラブルの火種がくすぶっているエリアかも知れません。

□ゴミ置き場のマナーはどうか?

ゴミ置き場の使い方は、パッと見るだけで分かりやすいモラルの指標。ゴミをきちんと分別しない、ゴミ出しの日が守られないといったマナー違反は、悪臭や獣害につながりやすく、住人同士のトラブルに発展することも。

□土地の境界線は守られているか?

戸建て住宅に多いのが境界線の越境トラブル。敷地内に隣家の枝がはみ出してきたり、植木鉢などが置かれたりしている場合は注意が必要。

□近隣の住人の雰囲気はどうか?

近隣の住人の雰囲気、年齢層、暮らしのリズムの違いなどが負担になるケースもある。また町内会活動のようすを知るために、町内会の掲示板をチェックしておくとよい。

□トラブルになりそうな雰囲気の家はないか?

いわゆる「ゴミ屋敷」や、違法駐車・違法駐輪、ペットの飼育マナーが守られていない家などがあると、住人トラブルを招きやすい。近所を歩いてみて、違和感のある家がないかを確かめる。

【周辺の治安・安全性】をチェック

事件・事故・災害のリスクが低い環境を選びたい

子どもや女性、仕事などで遅く帰宅する家族がいる家庭なら、周辺の治安・安全性も気がかりです。時間帯や天候などで状況が変わることも多いので、購入前に何度か現地を訪れて確認するとよいでしょう。

□周辺道路の交通量はどうか?

周辺を歩いて、車通りや人通りを確かめる。ふだんは交通量の少ない道であっても、朝の通勤時の抜け道になっていたり、休日になると近くの商業施設へ向かう車で渋滞したりするケースも。

□夜間の人通り、街灯の有無は?

夜遅く帰宅したときのことを考えて、夜間の人通り、街灯の状況を確認。駅から自宅へ直行するルートだけでなく、スーパーやコンビニに立ち寄った場合のルートなども調べておくと安心。

□雨天時に冠水するおそれがないか?

水はけが悪く、大雨が降ると敷地や道路があふれるような立地は住み心地に影響する可能性がある。雨の日の道路に土のうが置かれていたり、雨の翌日以降も水がはけない場合は要注意。

まとめると…まとめると…

安全で快適な暮らしを実現! 周辺環境のチェックはしっかりと

物件見学では建物のほうばかり目がいきがちですが、購入後に家族で安心して暮らせるよう、周辺環境もしっかりチェックしておきましょう。
建物の不満点はリフォームで改善できますが、周辺環境の不満点は自分たちではどうすることもできません。家族が外を出歩く時間帯はもちろん、平日と土日、日中と夜間、晴天時と雨天時のように状況を変えて、何度も見学することをおすすめします。

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最終更新日 2024年10月30日