物件見学で理想のマイホームを見極める!
マイホームの情報を収集して、「これは」と思う物件が見つかったら、見学の予約を行いましょう。
物件見学で、自分たちの希望に沿った物件かどうか見分けることで、後悔や失敗のリスクが少なくなります。事前に準備しておきたいことや、当日の持ち物なども要チェックです。
なぜ「物件見学」が重要なのか?
実際の物件を見ることで、購入後のギャップを減らす効果あり
「物件見学」とは、購入を検討している物件に足を運んで、建物の状況や環境などを確認すること。不動産会社によっては「内見」「内覧」と呼ぶ場合もあります。
家選びにおいて、なぜ物件見学が重要か? というと、次のようなメリットがあるからです。
物件見学なら「物件情報だけでは分からない細部まで確認できる」!
インターネットの物件情報では基本的なデータや間取りを確認できますが、実際に建物を見たときの広さや雰囲気、動線や設備の使い勝手などは、間取り図や写真だけでは判断することができません。
物件見学では、建物を外から眺めたり、室内に入ったりして、気になる箇所やこだわりのポイントを自分の目で細部まで念入りにチェックできます。また、疑問などがあればその場で担当者に質問できるので、何でも相談してみましょう。
物件見学なら「実際の暮らしをイメージしやすい」!
実際の目で建物を確かめることによって、その家での暮らしを想像しやすくなるメリットもあります。
たとえば、住宅密集地にある住宅で、窓のすぐそばに隣家の建物が迫っている場合、窓を開けるたびに圧迫感を感じたり、日照の悪さが気になったりするかも知れません。
各部屋の日当たりや風通し、騒音、においなどは、特に暮らしの満足度に直結するポイントですから、五感をフルに使って、どんな生活になりそうか、自分たちのライフスタイルに合っているかどうかをイメージしてください。
物件見学なら「立地や周辺環境もしっかりチェックできる」!
物件見学では、立地の条件や街並みなどの周辺環境をチェックできるのも魅力です。
近隣の生活音や、ゴミ置き場のマナー、路上駐車の有無などから、その地域の雰囲気や治安が分かることがあります。
子どものいる家庭なら、子どもと一緒に近くの公園や小学校まで歩くのもおすすめ。信号や交通量などの不安がないか、事件や事故に巻き込まれやすい要因がないかなど、しっかりと安全性を見極めましょう。
ちょこっとメモ!
現地に行かない「オンライン見学」とは。便利な反面、リスクもあるので注意!
通常、物件見学は物件に直接足を運んで見学するものですが、近年は賃貸の部屋探しを中心に、zoomなどのビデオ通話ツールを利用してオンライン上で見学を行う「オンライン見学」を行うケースも見られます。
オンライン見学では、現地を訪れるのは不動産会社の担当者のみ。見学者はインターネット環境のある自宅などから現地の映像を確認しつつ、担当者と質問などのやりとりを行います。 現地に行かずに見学ができるため、遠方に住んでいたり、忙しくて時間がとれないなどの理由で現地見学が難しい場合には便利ですが、室内の広さなどを掴みづらい、日当たりや風通し、におい、騒音などを確かめることができないといったリスクもあるので注意が必要です。
物件見学時の持ち物
1つ1つ持参せずとも、スマホアプリで代用OKのものも
物件見学時に必要な情報をチェックするツール、あれば役立つツールは以下のとおり。
コンパスやメジャーなどは不動産会社の担当者が持参してくれますが、自前で持っていくと安心です。なお、米印(※)がついているものはスマホのアプリで代用できるので、必要なら事前にインストールしておきましょう。
物件情報・間取り図
見学する物件の基本データや間取りを確認するために必要。間取り図を拡大コピーしたものを用意しておくと、家具を置きたいスペースやコンセントの場所などを直接書き込めるので便利。
カメラ・ビデオ(※)
物件の記録を残しておくと、後から見返して比較・検討するのに役立つ。部屋全体の広さや、気になった箇所などが分かるように撮影するとよい。
コンパス(※)
物件情報には「南向き」など、大まかな方角しか記載されていない場合も。念のためコンパスで正しい方角を確認する。
メジャー(※)
冷蔵庫や洗濯機、大型家具などの置き場所のサイズ、カーテンを取り付ける窓のサイズ、収納スペースのサイズなどを測る際に使用。
筆記用具とメモ帳(※)
見学して気が付いたことや、室内のスペースをメジャーで測ったサイズなどをメモする。室内の日当たりなどは時間帯や天候にも左右されるので、見学した日時・天候も書き込んでおくとよい。
事前に準備しておきたいこと
物件をスムーズに見学するなら事前準備は必須
持ち物の他に、以下のことを事前に準備しておくと、当日の見学がスムーズに進みます。
大型の家電・家具などのサイズを調べる
新居に搬入したい冷蔵庫や洗濯機などの大型家電、ソファやベッドなどの大型家具があれば、サイズを測るか、メーカーのサイトで確認し、メモに書き出しておく。駐車スペースのある物件なら、マイカーのサイズもメモする。
確認したいことや質問事項をまとめる
現地でバタバタして大事なポイントを見逃してしまわないよう、その物件について特に確認したいことや、担当者に質問したい項目などを箇条書きにメモしておくとよい。
当日は、メモを見ながら項目に漏れがないように見学していくと安心。
現地や周辺の地図を確認する
Googleマップのストリートビューなどで現地や周辺をチェックしておくと、あらかじめ生活環境を知る手がかりになる。
当日に周辺環境を見て回る際、気になるポイントを絞って確認できるので便利。
まとめると…
間取り図や写真では分からない状況を確認。購入後のギャップを減らそう
物件見学の役割は、間取り図や写真だけでは分からない建物の状況などを確認できること。
購入後に「思っていたのと違う」と後悔しないためにも、実際の目で建物の状況や間取りを確認すようにしましょう。
次のページからは、見学時に具体的にチェックしたい項目を紹介します。
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最終更新日 2024年10月30日
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