近場の公園で「ピクニック」
私たちの暮らしの近くにあり、豊かな自然が広がる場所。それが「公園」です。
休日に遠出をすることは難しくても、近所の公園で木々や季節の花を眺めながら散策をしたり、飲食をしたりするだけでも楽しいレジャーになります。アスレチックなどの遊具がありファミリーで楽しめる公園、デートにぴったりの景色の美しい公園など、お気に入りの公園を見つけて出かけてみましょう。
東京には公園がいっぱい!
徒歩や公共交通機関で気軽に遊びに行ける
東京といえば人や建物が多く、自然は少ないと思われるかも知れませんが、自治体が設置する「都市公園」の数は東京都が全国1位。暮らしの身近な場所で緑を感じ、レジャーが楽しめるようになっています。そこで、東京都にある公園のなかでも、ピクニックが楽しめる大きい公園のおすすめをピックアップしました。すべて公共交通機関で気軽に足を運べるところばかりですので、休日のお出かけの参考になさってください。
●新宿御苑(新宿区)
1906年に皇室の庭園として誕生し、戦後の1949年に国民公園となり、一般に公開。
ヨーロッパスタイルの風景式庭園をはじめ、プラタナス並木の美しい整形式庭園、池のほとりを散策する日本庭園が広がります。
所在地 | 新宿区内藤町11番地 |
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入園料 | 一般500円 |
開園日 | 火~日曜(月曜休園) |
最寄駅 | JR・京王・小田急線「新宿駅」南口、東京メトロ丸の内線「新宿御苑前駅」出口1・2、JR総武線「千駄ヶ谷駅」ほか |
●代々木公園(渋谷区)
原宿駅のすぐそばとは思えないほど広々とした緑と水の景観が広がる代々木公園。かつては陸軍代々木練兵場の敷地であり、戦後の米軍施設、1960年東京五輪の選手村を経て、都立公園となりました。道路を挟んで北側にあるA地区は木々が生い茂る森林公園で、南側のB地区には野外ステージや陸上競技場などを備えています。
所在地 | 渋谷区代々木神園町、神南二丁目 |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | JR「原宿駅」、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」ほか |
●葛西臨海公園(江戸川区)
目の前に東京湾を見渡す開放的なロケーション。広大な芝生広場には大観覧車があり、葛西臨海水族園、鳥類園ウォッチングセンターなどファミリーやカップルで楽しめる施設も。
さらに葛西渚橋で結ばれた人口渚は、春から夏にかけて人気の水遊びスポットとなっています。
所在地 | 東京都江戸川区臨海町6丁目 |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | JR京葉線「葛西臨海公園駅」 |
●舎人公園(足立区)
23区とは思えないほどの広大な空と自然が広がり、約1000本の桜が植えられたお花見広場、水鳥や昆虫が息づく大池など、のんびりと自然を感じながら散策を楽しめます。夏休み期間中に解放されるじゃぶじゃぶ池にはウォータースライダーもあり、子どもたちに人気。
所在地 | 足立区舎人公園、西伊興町ほか |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | 日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」 |
●水元公園(葛飾区)
水辺の景観が広がる都内唯一の水郷公園。江戸時代からこの地を潤してきた溜め池の水路が園内を流れ、なだらかな草地の中央広場やポプラ並木、メタセコイアの森、1万4000株もの花菖蒲が咲く「はなしょうぶ園」などがあります。
所在地 | 東京都葛飾区水元公園、水元猿町、東金町5・8丁目・埼玉県三郷市高洲3丁目 |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町駅」から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車 |
●林試の森公園(目黒区)
かつて林野庁付属の林業試験場であった敷地を整備し、1989年に都立公園としてスタート。ケヤキやクスノキの巨樹が生い茂る園内は森のような静けさに包まれ、都心では珍しいオオルリやキビタキといった野鳥も確認されています。
所在地 | 目黒区下目黒5丁目、品川区小山台2丁目 |
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入園料 | 無料 |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | 東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線「武蔵小山駅」 |
●井の頭恩賜公園(武蔵野市・三鷹市)
2017年に開園100周年を迎えた歴史のある公園。広々とした井の頭池の周囲には約200本の桜が植えられ、お花見やバードウォッチングの人気スポットとなっています。また公園の一角には「三鷹の森ジブリ美術館」や「井の頭自然文化園」もあります。
所在地 | 武蔵野市御殿山1丁目、吉祥寺南町1丁目、三鷹市井の頭3・4・5丁目、下連雀1丁目、牟礼4丁目 |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | 京王井の頭線「井の頭公園駅」、JR中央線「吉祥寺駅」 |
●小金井公園(武蔵野市)
玉川上水沿いにある約80ヘクタールの敷地内に、武蔵野段丘のゆるやかな起伏を生かした草地広場や雑木林が広がる憩いの場。ヤマザクラやサトザクラなどの桜が約1700本も植えられた「桜の園」では、お花見のシーズンになると多くの見物客で賑わいます。
所在地 | 小金井市桜町3丁目、関野町1・2丁目、小平市花小金井南町3丁目、西東京市向台6丁目、武蔵野市桜堤3丁目 |
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入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
開園日 | 常時開園 |
最寄駅 | JR中央線「武蔵小金井駅」から西武バス「小金井公園西口」下車 ほか |
ちょこっとメモ!
公園ピクニックと防災の意外な関係とは。楽しみながら災害に備える!
大きい公園や緑地の中には、地震にともなう災害発生時に、地域の避難場所として指定されているところがあります。そこで、ピクニックがてら避難場所となる公園まで歩いて、避難ルートや所要時間を確認してみましょう。家族でピクニックを楽しみながら、いざというときに命を守る行動につながるので一石二鳥です。
公園ピクニックの持ち物は?
楽しく快適に過ごすためのアイテムを紹介
公園ピクニックに出かけるときに、ぜひ持っていきたいものや、あると便利なものをまとめました。友人と一緒に出かけるなら、食器類や遊び道具などが重複しないように役割を分担して用意するのもいいですね。
【ぜひ持って行きたい必需品】
・レジャーシート
野外で腰をおろすときに欠かせないレジャーシート。ブルーシートのような薄手のタイプは軽量で持ち運びに便利ですが、厚手のものなら長時間座ったり、寝転がったりしても傷みがなく快適に過ごせます。人数やスペースに合わせて折りたたんで調節できるので、大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。
・お弁当・飲み物
ピクニックの楽しみといえばお弁当。自宅で手作りしたものを持参するだけでなく、テイクアウトを利用する方法もあります。
・食器・カトラリー
紙コップや紙皿を利用してもよいのですが、軽くて風に飛ばされやすいのがネック。最近はカラフルなプラスチック製のものや木製の食器・カトラリーの種類が豊富なので、好みのものを探してコーディネートすると楽しみが広がります。
・ウエットティッシュ・おしぼり
大きい公園だとトイレや手洗い場が遠いことも。ちょっとした汚れを拭く程度なら、ウエットティッシュやおしぼりがあれば十分に対応できます。
・ゴミ袋・ビニール袋
食べ終わったお弁当やお菓子のゴミの持ち帰り用に。最近ではゴミ箱を設置していない公園がほとんどなので、ゴミ袋がないと大変です。
・虫よけ・日除けアイテム
虫よけスプレーや日傘など。季節や天気を見て判断しましょう。
【あれば便利なアイテム】
・レインウエア
天気が急変したときだけでなく防寒具にも使えるので、持ち物リストに加えておくと便利。近年のアウトドアブームにより、おしゃれで防水性・防風性にすぐれたレインウエアがたくさん登場しています。
・ブランケット
肌寒い季節の防寒具として、膝掛けにしたり、羽織ったりと重宝します。
・ソフトクーラー
野外でも冷たい飲み物を楽しみ、食材の傷みを防ぐために必要。ハードタイプのクーラーボックスは保冷力にすぐれていますが、「ソフトクーラー」「クーラーバッグ」と呼ばれるソフトタイプのものは軽量で持ち運びやすく、使用後に折りたためるメリットがあります。
・チェア
折り畳み式のものを持参。レジャーシートの上に座るより快適に過ごせます。
・遊び道具
体を動かすフリスビーやバトミントン、トランプやボードゲーム、シャボン玉マシーンなど。
・簡易テント
ワンタッチで設営できる簡易テントがおすすめ。日除けや着替え、授乳スペースとして活躍します。
注意点・気をつけたいこと
気持ちよく利用するためのルールやマナーを心がけて
みんなが利用する公園ですから、思いやりの心を忘れずに気持ちよく過ごしましょう。特に、場所取りやゴミの扱い、騒音などはトラブルにつながりやすいので注意してください。
・最新情報とコロナ対策をチェック!
開園時間、休園日など、最新のデータをホームページなどで確認してから出かけましょう。
現在は新型コロナウイルス感染症の拡大予防のために、公園施設の閉鎖・利用休止、または利用の際に対策を求められる場合もあります。
・園内の持ち込み品は?
多くの公園は、お弁当や飲み物、ベビーカーは持ち込みOKですが、例外もあります。また、ペット同伴、自転車や三輪車、アルコールの持ち込みができないところも多いです。
テントやタープの設営についても、設営禁止のところや、設営可能な場所やテントの大きさを制限したり、ペグの打ち込みを禁止したりするところもあります。
まとめると…
休日のレジャーや気分転換に! アウトドアで非日常を楽しもう
慌ただしい日常を過ごしていると、野外の空気や緑から遠ざかっているように思いがち。けれども少し視点を変えてみれば、自宅のベランダや近所の公園で自然を感じ、非日常を楽しむことができます。
今回は、気軽なアウトドア体験として、ベランピングと公園のピクニックを紹介しました。休日のレジャーや気分転換のためにも、あなたもぜひ、暮らしの中にアウトドアを取り入れてみませんか。
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最終更新日 2024年10月30日
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