2015年5月21日 更新
ほかにも知っておきたい、子どもの預け先は? 大切な子どもを預けることができる施設は、幼稚園・認定こども園・保育所・地域型保育だけではありません。仕事の残業や急な用事、子どもの発熱など突然のケースでも対応してもらえる預け先を知っておけば、いざという時でも安心です。
幼稚園・認定こども園の園児を対象とした一時預かりや、保育所や認定こども園、小規模保育などでの空き定員を利用した一時預かりなどがあります。また、地域子育て支援拠点(※)で一時預かりを行っている場合も。最寄りの拠点でそのようなサービスがあるかどうか問い合わせてみましょう。保育料の目安は1時間2,000~3,000円です。
※「地域子育て支援拠点」とは…… 公共施設や保育所などの身近な場所で、親子の交流や子育て相談ができる子育てサポートの支援拠点です。
病気や病気の回復期にある子どもを家庭で保育できない場合に、医療機関に併設されているスペースで保育師と看護師がついて保育をしてくれます。保育料の目安は1時間2,000~3,000円です。
放課後に、保護者が家庭にいない子どもを預かってくれる施設。従来は小学1~3年生までが対象という施設がほとんどでしたが、新制度では小学6年生までが対象に。夏休みなどの長期休暇中は、午前中からの1日保育となります。保育料は施設ごとに異なります。
保育者が保護者の自宅を訪問して、子どもの保育をしてくれるサービスです。ベビーシッターを利用するには、あらかじめベビーシッター会社に登録して、希望の日時を予約する必要があります。保育料は1時間1,500~3,000円程度で、交通費は別途という場合がほとんど。人気のあるシッターさんほど指名が集中して予約がとりづらいため、できれば相性のよいベビーシッターさんを2~3人確保しておくとよいでしょう。
子どもを預けたい人と預かりたい人が協力し合ってつくりあげる会員制の保育ネットワーク。各地にさまざまな団体があり、保育者の自宅で行う保育のほかに、保護者の自宅へ訪問する出張保育、病児保育などを行うケースもあります。保育料の目安は1時間1,000円から。
夜間保育、宿泊保育、一時保育など幅広い保育が可能な民間の保育施設。保育料は保育時間や内容によりさまざまです。
保護者と子どもの在宅時に、日常の基本的な家事や育児の援助をサポートする専門のヘルパー。料金の目安は1時間1,000円からです。
大切な子どもの保育をお願いするのですから、施設を利用する前には必ず保護者自身が出向き、施設のようすを見学しましょう。見学時にチェックするべきポイントは次のとおりです。
事前に情報収集を 周囲のママ友や、市町村の保育担当課などで相談をして評判のよい施設の情報を集めましょう。
施設内の環境 子どもがお昼寝したり、動き回ったりするのに十分なスペースがあるか、室内が整理整頓されており清潔感があるかどうかを確認します。万一の災害時の避難経路もチェック。
子どもたちのようす 保育中の子どもたちの表情や動きを見て、元気でいきいきしているかどうか見てみましょう
保育者のようす 保育者の人数は子どもの数に対して十分かどうか、笑顔で子どもに接しているか、保育経験が豊かなベテランスタッフの有無などを確認します。保育の内容などについて気軽に相談しやすい雰囲気かどうかも大切なポイントです。
保育方針 施設の保育方針を聞いてみましょう。
上記のポイントに気を付けて施設を選び、預け始めてからも施設の雰囲気や子どものようすを注意深く観察していきましょう。
これらの公的なものや民間による子育てサービスは、子育てをするすべての保護者にとって心強いもの。子育てサービスを利用して仕事や家事の両立や、緊急時のセーフティネットの確保に役立つだけでなく、保護者が保育者に子育ての悩みを相談したり、育児ストレスを解消したりする役割もあります。
子育てにかかわる保護者の負担を減らし、子どもの健全な成長をうながすためにも、ケースバイケースで子育てサービスを利用しましょう。
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