2015年12月3日 更新
家計簿を用意して、費目の目安が立ったら、実際に記入してみましょう。つけ始めるタイミングは、新年または新年度、月初め、入学、進学、入社、引っ越し……など人それぞれですが、「思い立った時が始め時」です。マイペースで楽しみながら家計簿を習慣づけましょう。

給与収入のある人は、明細を見て、社会保険料や所得税、住民税などを差し引いた「手取り額」を収入金額として記入します。
それぞれの費目に、該当する買い物の金額を記入していきます。記入した後のレシートは、特に必要がなければ捨てて構いません。

はじめから完璧を目指して家計簿をつけていくと、何らかの事情でうまく行かなかった時に、途端にモチベーションが下がってしまいます。それよりはできるところから始めて、少しずつ自分に合った方法にアレンジしていくほうが無理が生じません。
時には計算間違いやレシートの紛失などで、収支が揃わないこともあると思います。そんな時も、無理に計算を合わせようとせず「使途不明金」という費目をつくって記入すれば大丈夫。使途不明金が1ヶ月に5000円程度までなら上出来と考えましょう。

目標もなく、ただひたすら金額を記入して計算するだけの家計簿では、続けることが難しくなりがちです。そこで具体的な目標を立て、目標に向かって家計簿をつけていきましょう。目標は「海外旅行のために月1万円貯金する」「マイホームの頭金のために300万円貯金する」など、目指す金額まで設定しましょう。家計簿の見えやすい場所に目標を書き込んでおけば、見返すたびにモチベーションが上がりますよ。

家計簿を毎日の習慣にするには、家計簿をつける時間をある程度決めておくのがおすすめです。例えば「夕食の後」「浴槽にお湯を溜めている時間中」など、日常の行動とリンクさせて、つけ忘れを防ぎましょう。
スマホの家計簿アプリで、レシートを撮影して金額データを読み取る機能のあるものについては、買い物をしたその場でレシートを撮影すれば、すぐレシートを破棄することもできます。あなたの時間の使い方や、家計簿の特徴に応じてやりやすいタイミングを選択してください。

節約は1人でできるものではないので、同居の家族にも協力をお願いして、一緒に節約を目指しましょう。
近所のスーパーの買い物もマイカーではなく徒歩で行ったり、電気のつけっ放しや水の流しっ放しを控えて水道光熱費を抑えたりするなど、家族でできる節約はいろいろあります。節約効果が金額にあらわれたら、「こんなに節約できたよ。ありがとう」と褒めてあげてください。そうすれば、もっと協力してもらえるようになります。

備考欄にその日あった出来事などを記入すれば、お手軽な日記帳にもなります。後から見返す楽しみが増えるので、モチベーションの維持につながります。
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