賢く選んでお得に買いたい!最新家電はここをチェック!

テレビの選び方

2017年7月26日 更新
テレビの選び方

従来のフルハイビジョンテレビに加え、高精細な映像が魅力の4Kテレビの新製品が次々と登場。最新の4Kテレビなら地上波の視聴はもちろん、インターネットに接続して好きな時に映像コンテンツを視聴できるVOD(ビデオ・オンデマンド)に対応するなど、新しい楽しみ方も満載です。

気になる2017年モデルをピックアップ!
※2017年4月時点で発表されている主な新製品の紹介です

東芝「レグザ」X910シリーズ 3月発売
レグザ初の4K有機ELテレビ。新開発の映像処理エンジン「OLEDレグザエンジンBeauty PRO」が、深みのある黒と輝き、精細感、リアルな肌の質感など、映像の美しさを引き立てる高画質処理を実現します。
シャープ「アクオス」U45ライン 3月発売
LEDバックライトと色復元回路を備えた「リッチカラーテクノロジー」機能により、豊かでリアルな発色を可能にした4K対応テレビです。照明や外光の映り込みを削減する低反射パネルを搭載。
ソニー「ブラビア」W730Eシリーズ 2月発売
高画質のフルハイビジョンパネルで、リアリティーのある映像を再現。別売の外付けハードディスクを接続すると、視聴しながら別の番組も録画できます。

テレビ選びはここをチェック!

テレビの種類

現在、主流となっているテレビには、最新の「4Kテレビ」と、従来の「フルハイビジョンテレビ」の2つがあります。

「4K」「フルハイビジョン」の違い

4Kテレビとフルハイビジョンテレビの最も大きな違いは「画面の解像度」です。
解像度とは、映像のきめ細かさを表現する画素の密度をあらわすもので、画素の密度が高いほど色や明るさをきめ細かく表現できます。

4Kテレビの画素の密度 フルハイビジョンテレビの画素の密度
3840×2160
829万画素
1920×1080
207万画素

4Kテレビの画素数はフルハイビジョンテレビの4倍の高密度で、よりきれいな映像が楽しめます。
ちなみに4Kの「K」とは1000倍を意味する「キロ」のことで、横の画素数(3840)を約4000として「4K」と表現しています。フルハイビジョンの横の画素数は約2000なので、こちらは「2K」と呼ばれることもあります。

4Kテレビは大画面向き

4Kテレビは大画面向き

従来のフルハイビジョンテレビでは、テレビが大画面になるほど1つ1つの画素の面積が大きくなるため、画素のギザギザが目立って画面が粗く見えてしまうという問題がありました。
フルハイビジョンテレビの4倍の画素数を持つ4Kテレビは、画面が大きくなっても高精細に色や明るさを表現できる「大画面向きのテレビ」です。一方で、小さな画面になると4Kでもフルハイビジョンでも画質にそれほど差が見られないため、現在販売されている4Kテレビは40V型以上の大画面サイズが主流となっています。

対応放送、価格……買い時はいつ?

対応放送、価格……買い時はいつ?

テレビは視聴コンテンツの放送開始などを機に買い替える人が多い家電なので、「今買っても大丈夫?」と買い時に悩むことも。
4Kテレビの発売当初は、4Kに対応する放送がほとんどないという理由で買い控える人も多かったのですが、最近では衛星放送のスカパーやケーブルテレビ、VOD(ビデオ・オンデマンド)などで4K放送が視聴できるコンテンツが増えています。
また、最新モデルの中には地上波などのフルハイビジョン放送でも4Kに近い画質に補正する機能を備えているものもあります。
2016年頃から4Kテレビの価格が割安になっていることもあり、きれいな画質や大画面にこだわる人にとって4Kテレビはそろそろ買い時といえそうですが、とりあえず視聴できればいいという人や、40V型未満のサイズでOKの場合は、4Kテレビの登場でさらに安価になったフルハイビジョンテレビを検討しましょう。

画面のサイズ(型)

テレビの画面サイズを選ぶ時に参考にしたいのが、画面が最もきれいに見えて、目が疲れにくいとされる「視聴距離」。
テレビを設置したい部屋でどれくらいの視聴距離がとれるかによって、適切な画面サイズが変わってきます。

理想の視聴距離は…
  • ・4Kテレビ → 画面の高さの約1.5倍
  • ・フルハイビジョン・ハイビジョンテレビ → 画面の高さの約3倍
※上記の視聴距離があると、テレビの画面がきれいに見えて、目も疲れにくくなります。
(画面の高さには、テレビ台やスタンドの高さは含まれません)

フルハイビジョン(ハイビジョン)テレビから4Kテレビに買い替える場合、今お使いのテレビと同じ視聴距離でも、より大きな画面のテレビを設置することができます。

画面サイズ 画面の高さ 視聴距離の目安
4Kテレビ フルハイビジョン・
ハイビジョンテレビ
32V型 約39㎝ 約0.6m 約1.2m
40V型 約50㎝ 約0.8m 約1.5m
46V型 約57㎝ 約0.9m 約1.7m
52V型 約65㎝ 約1m 約2m
60V型 約75㎝ 約1.1m 約2.3m

年間消費電力量

テレビの「年間消費電力量」とは、一般家庭での平均的な視聴時間(1日あたり平均で4.5時間テレビを見て、残りの19.5時間は待機状態)を基準に算出した年間の消費電力量のことです。
年間消費電力量を見れば、その機種の省エネ性能や、電気料金の目安が分かります。

例えば…
年間消費電力量97kWh → 電気料金は年間で2619円(※1kWh単価27円で算出)

同じメーカーでも、画面サイズの大きさや4Kかフルハイビジョンかなどによって年間消費電力量に大きな差があるので、店頭やカタログでチェックしましょう。

最新の機能・テレビの種類は?

VOD(ビデオ・オンデマンド)サービス機能

VOD(ビデオ・オンデマンド)サービス機能

VOD(ビデオ・オンデマンド)とはインターネット上で映画やドラマなどのコンテンツを配信するサービスのことで、「電子レンタルビデオ」と呼ばれることもあります。「Netflix」「ひかりTV 4K」「dTV」など、4Kコンテンツに力を入れているサービスが数多くあり、各サービスに対応の4Kテレビをインターネットに接続すると、いつでも好きな時に映像コンテンツが楽しめます。

※VODを視聴するにはインターネット環境やVOD会員登録の手続きが必要です。

リモコン音声操作機能

見たい映像(テレビ番組や録画番組、映画名、俳優名など)がある時に、リモコンのマイクボタンを押してタイトルやキーワードを言うだけで番組を検索できる機能です。パナソニックの「リモコン音声操作」機能、ソニーの「Android TV」機能を搭載したモデルで使用できます。

有機ELテレビ

有機ELテレビ

液晶パネルよりも発色がよく、高画質の映像が表現できる有機ELパネルを搭載したテレビです。現在は海外メーカーのものがほとんどですが、2017年は東芝「レグザ」X910シリーズを筆頭に、ソニー、パナソニックといった国内メーカーが有機ELテレビの新発売を予定しています。

主なメーカーの人気モデル&特徴紹介

ソニー「ブラビア」X9350D
CDの3倍以上の情報量を持ち、より原音に近い音質が表現できるハイレゾリューション(ハイレゾ)音源に対応しています。また、通常のステレオ音源もハイレゾ相当の高音質にスケールアップする「DSEE HX」機能もあり、迫力あるサウンドが楽しめます。
パナソニック「ビエラ」DX850シリーズ
リモコンが手元になくても、テレビ本体に「テレビをつけて」などと直接話しかけるだけで音声操作が可能になる「ダイレクト音声操作」機能を搭載。チャンネルの切り替えや、音量の調節が可能です。
東芝「レグザ」Z700X
放送中の地デジを1つの画面上に最大6チャンネル同時に表示できる「まるごとチャンネル」機能なら、何度もチャンネルを切り替える手間が不要に。また、テレビゲームに必要な高画質処理を行いつつ画像処理時間を短縮する「4Kゲーム・ターボ」機能により、ゲームの操作性がアップ。
シャープ「アクオス」シリーズ
テレビと専用のネットプレーヤー(別売)とブロードバンドに接続することでVODの視聴ができるほか、人工知能を搭載した「ココロビジョン」機能によって、人が近づくと自動で電源をONしたり、よく見る番組や好みを学習して、おすすめのコンテンツを提案してくれたりします。
三菱電機「リアル」
リモコン操作で画面の角度に変えられる「オートターン」機能によって、キッチンにいても、リビングのソファでごろ寝していても、リモコンのボタンを押して画面を見やすい角度に調節可能。キッチンやリビングなど、どこにいてもベストポジションで視聴できます。

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最終更新日 2024年10月30日