不動産用語集
基礎的な用語から専門用語まで、不動産にまつわる用語をわかりやすく解説した用語集です。
基礎控除(きそこうじょ)
所得税や住民税、相続税、贈与税の税額を計算する際に、一律に差し引くことができる控除のことを基礎控除という。
・「所得税」の基礎控除…
所得金額から差し引かれる基礎控除額は、2019年分までは一律に38万円。
2020年分以降は、合計所得金額が2,400万円までは48万円。2,400万円を超えると段階的に控除額が減り、2,500万円を超える場合は基礎控除の適応はできない。
・「住民税」の基礎控除…
所得金額から差し引かれる基礎控除額は、2020年分までは一律に33万円。
2021年分以降は、合計所得金額が2,400万円までは43万円。2,400万円を超えると段階的に控除額が減り、2,500万円を超える場合は基礎控除の適応はできない。
・「相続税」の基礎控除
各相続人の相続額(土地・建物や預金などの財産から借入金などの債務を引いた額)から差し引かれる。
基礎控除額は「3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」。相続額が基礎控除額以下の場合には相続税はかからない。
・「贈与税」の基礎控除
その年の1月1日から12月31日までの1年間に受けた贈与額から差し引ける。基礎控除額は110万円。贈与額が110万円以下の場合には贈与税はかからない。