大切なマイホームの設備をキレイに長持ちさせたい!住宅設備のお手入れ方法

照明・屋外の機器のお手入れ

2022年2月1日 更新
照明・屋外の機器のお手入れ

高い位置にある照明器具、屋外に設置した給湯器やエアコン室外機などは、お手入れの頻度が少ないため、よく見るとホコリや汚れがゴッソリたまっていて驚くことも。大掃除のときだけ頑張るのではなく、こまめにお手入れすると見違えるほどキレイになります。

※お手入れをするときは、ケガをしないように必ず手袋を着用しましょう。使用中や使用直後に器具や機器に手を触れると火傷をするおそれがあるため、スイッチを切り、機器が十分に冷えてから作業を行いましょう。電源プラグを使用する機器は電源プラグを抜くか、ブレーカーを切ってください。ガス機器はガス元栓を閉じてください。

【照明器具】定期掃除で明るい部屋に

ホコリがたまりやすい照明器具。お手入れで暗さを解消!

ホコリがたまりやすい照明器具。お手入れで暗さを解消!

照明器具の掃除をサボっていると明るさが低下し、目の疲れや足元の危険につながる場合もあります。室内掃除のついでにホコリを払ったり、定期的に拭き掃除をしたりして、明るく過ごしやすい空間にしましょう。 拭き掃除の目安は半年に1回程度ですが、油汚れとホコリが混ざって頑固な汚れがつきやすいキッチン・ダイニング・リビングは2~3カ月に1回行うと清潔な状態を保つことができます。

作業にとりかかる前にチェック!

照明のスイッチを切り、しばらく置いて器具本体にこもった熱を冷ましてから掃除を開始します。特に白熱電球は高温になるので注意が必要です。 照明器具は、その種類や素材によってお手入れ方法が異なります。詳しくは下記を参照してください。

電球や蛍光灯

器具から電球や蛍光灯を取り外し、やわらかい布で軽く拭き掃除をします。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤をつけて固くしぼり、ホコリや汚れを拭き取ります。このとき、金属部分を濡らさないように注意し、水拭き後に乾拭きをしましょう。

プラスチック製のシーリングライト

一般的な丸型のシーリングライトは、天井からカバーを取り外し、内側にホコリや虫の死骸などがあれば掃除機で吸引します。それから浴室のシャワーですすぎ、中性洗剤とスポンジでこすり洗いをしてから、しっかりと乾かします。 LEDシーリングライトの多くは、内部のLED電球の取り外しができないため、ハタキや布でホコリを払い落とし、やわらかい布で拭き取ります。

金属製のシェード

スチール製や真鍮製は水拭きをせず、ハタキや布でホコリを払い落としてからやわらかい布で拭き取ります。アルミ製のものは、ホコリを払った後に水気を固くしぼった布で拭き取り、乾拭きをします。

ガラス製のシェード

ハタキや布でホコリを払い落とし、薄めた中性洗剤をつけて固くしぼった布で、汚れを拭き取って乾拭きをします。本体からガラスのシェードを取り外しできるなら水で洗い流してもOK。

紙製・布製・竹製のシェード

水拭きや水洗いがNGなので、ハタキや布でホコリを払い落とします。内側の枠などにたまった汚れは古歯ブラシで取り除きましょう。

【照明器具】お手入れスケジュール

掃除スケジュールの目安

週1回室内掃除のついでにホコリ払い
2カ月に1回キッチン・リビング・ダイニングの照明の拭き掃除
半年に1回家中の照明の拭き掃除

点検・交換スケジュールの目安

ふだんのチェック破損や不具合、故障があれば部品交換・器具交換。電球・蛍光灯が切れたら交換
築10~15年器具が耐用年数を迎えるため、交換を検討

【給湯器】掃除と点検をセットで行う

定期点検をすれば、突然の故障に焦ることもない

定期点検をすれば、突然の故障に焦ることもない

給湯器は、戸建て住宅の場合、屋外に設置するのが一般的。暮らしに欠かせないお湯をつくる大切な機器ですが、屋外にあると異常に気付きにくいため、掃除と一緒に点検も忘れずに行いましょう。壁掛けタイプと、地面に直置きする据え置きタイプの2種類がありますが、基本的にお手入れ方法は変わりません。

作業にとりかかる前にチェック!

運転中の機器から異音や異臭がしないか、本体や配管から水漏れがないか、破損がないか、排気口にススが付着していないかを点検。機器のまわりに物を置いていると火災につながるおそれがあるので移動させてください。

カバーの汚れを落とす

カバーについたホコリなどの汚れを、濡らした布で拭き取ります。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤をつけて水拭きした後に乾拭きをしましょう。

排気口と給気口のつまりをチェック

排気口や給気口にホコリやゴミが詰まっていると、不完全燃焼などのトラブルの原因になることもあります。屋外は汚れがつきやすいため、定期的に掃除をして汚れをためないようにしましょう。

浴槽の循環口のフィルター掃除も

給湯器本体ではありませんが、浴槽の循環口のフィルターはゴミが詰まりやすいため、古歯ブラシなどを使ってこまめにフィルターのお手入れをしてください。フィルターが目詰まりを起こすと、お湯が温まらないことがあります。

【給湯器】お手入れスケジュール

掃除スケジュールの目安

週1回浴槽の循環口のフィルター掃除
1カ月に1回給湯器の本体外装の拭き掃除

点検・交換スケジュールの目安

ふだんのチェック機器を確認し、異音や異臭、破損、水漏れ、排気口のスス汚れなどの異常、不具合や故障があれば業者へ修理を依頼
築10~15年機器が耐用年数を迎えるため、点検・交換を検討

ちょこっとメモ!ちょこっとメモ!

押さえておきたい保証期間

押さえておきたい保証期間

住宅設備には、メーカーの保証期間が設定されています。多くは購入から1~2年間で、この期間内であれば不具合や故障が発生しても無償で修理が受けられるので、期間や詳しい保証内容を押さえておきましょう。 また、メーカーや製品によっては有償で延長保証制度がある場合もあります。長く安心して使いたいなら、こちらもチェックしてみてください。

【エアコン室外機】節電効果UPの掃除方法

夏と冬のエアコンシーズンの前にはキレイにしたい

夏と冬のエアコンシーズンの前にはキレイにしたい

エアコンの室外機は、室内機が部屋から取り込んだ熱を外に排出する重要な役割を果たしています。室外機に汚れがたまると排熱がうまくいかずにエアコン効率が低下し、余計な電気を消費したり、機器に過負荷がかかって不具合や故障を招く可能性もあります。
エアコンを使うシーズン前には、室外機の定期掃除をして快適にエアコンを使用しましょう。

作業にとりかかる前にチェック!

お手入れをするときは、室外機の電源プラグを抜きましょう。また、室外機の上や、室外機のまわりに物を置くと、スムーズに排熱できないので物を移動させましょう。周辺や裏側にたまったゴミや落ち葉、くもの巣などもキレイに取り除いてください。

カバーの隙間までキレイに拭き取る

濡らした布で、室外機のカバーについた汚れを拭き取ります。汚れがとれにくい場合は、薄めた中性洗剤を使用するとキレイに落ちます。ファンの前にあるメッシュ状の隙間にホコリやゴミが詰まりやすいので、念入りに取り除きましょう。なお、機器に直接水をかけると、電子部品の故障につながるため避けてください。

ドレンホース内のゴミも取り除く

エアコン室内機と外部をつなぐドレンホースも、ホコリやゴミなどが溜まりやすいので要チェック。ドレンホースが詰まると、エアコン作動時に発生する水の通り道が塞がれて、逆流する可能性があります。ホコリなどがあれば、割り箸や古歯ブラシを使ってかき出しましょう。

【エアコン室外機】お手入れスケジュール

掃除スケジュールの目安

1カ月に1回ベランダなどの掃除のついでに、室外機まわりのゴミや落ち葉などを掃除
エアコンシーズン前に室外機の拭き掃除
ドレンホースの掃除

点検・交換スケジュールの目安

ふだんのチェック機器を確認し、異音、破損、水漏れなどの異常があれば業者へ修理を依頼
築10~15年機器が耐用年数を迎えるため、点検・交換を検討

まとめると…まとめると…

お手入れ上手は暮らし上手!

お手入れ上手は暮らし上手!

住まいの維持管理といえば建物本体のお手入れをイメージしがちですが、暮らしを便利にする住宅設備も、こまめな掃除や点検が大切。溜め込んだ汚れを大掃除で一気にキレイにするより、汚れたらその都度対処するほうが、汚れが落ちやすいメリットもあります。あなたも定期的なお手入れで長く快適な暮らしを実現しませんか?

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最終更新日 2024年10月30日