EV・PHVを検討するなら知っておきたい“自宅での充電”について

EV・PHVの自宅充電で変わる暮らし

2022年7月13日 更新
EV・PHVの自宅充電で変わる暮らし

ガソリン車の場合、燃料が少なくなったらガソリンスタンドに出向いて給油しなければなりませんが、EVやPHVは自宅で手軽に充電ができます。ここではEVやPHVのそれぞれの定義や、自宅充電のメリットなどを紹介します。

EV・PHVってどんな車?

電気のみで動くEV、電気+ガソリンのPHV

電気のみで動くEV、電気+ガソリンのPHV

街なかで見かける機会が増えたEVやPHV。どちらも低燃費で地球環境に配慮したエコカーですが、それぞれ次のような特徴があります。

・EV(電気自動車)

EV(電気自動車)

Electric Vehicleの略で、直訳すると“電気で動く車”。車に搭載したバッテリーの電気で電動モーターを回転させて走行します。
代表的な車種…日産「リーフ」、テスラ「モデル3」など

・PHV(プラグインハイブリッド車)

PHV(プラグインハイブリッド車)

Plug-in Hybrid Vehicleの略で、プラグを差し込んで直接充電するバッテリーと、ガソリンエンジンを搭載した車です。ふだんはバッテリーに貯めた電気で走行し、バッテリーが不足したらガソリンエンジンで走行します。「PHEV」と表記されることもあります。
代表的な車種…トヨタ「プリウス」、三菱「アウトランダー」など

ちょこっとメモ!ちょこっとメモ!

環境負荷の小さいEV・PHV。CO2排出量を抑えて温暖化対策!

環境負荷の小さいEV・PHV。CO2排出量を抑えて温暖化対策!

EVやPHVが注目されるようになったキッカケとして、CO2排出問題があります。
地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの一つ、CO2(二酸化炭素)は、主に化石燃料を燃焼すると発生します。従来のガソリン車は化石燃料のガソリンを燃やして走行するため、CO2の排出は避けられませんでしたが、ガソリンと電気で動くPHVなら走行中のCO2排出量を抑えることができます。また、電気のみで動くEVならCO2を排出せずに走行することができるため、より環境への負荷が小さくなります。

メリットの一つは「自宅充電」!

家で手軽に充電できて、燃料費の節約にもなる

電気のみで動くEV、電気+ガソリンのPHV

ガソリン車の場合、燃料が少なくなったら街なかのガソリンスタンドで給油します。一方、電気で動くEVの場合は、家電やスマホのように充電設備から充電します(ガソリンと電気で動くPHVは給油と充電のどちらも可能です)。
自宅に充電設備があれば、EVやPHVを自宅でも充電することができます。自宅充電はEV・PHVの大きな特徴の一つで、主に次のようなメリットがあります。

・いつでも時間を気にせず充電できる

いつでも時間を気にせず充電できる

すぐれた環境性能や低消費電力などのメリットを持つEV・PHVですが、その反面、充電に時間がかかるといったデメリットもあります。けれども自宅充電なら、自宅で食事や就寝をしている間に充電できるため、充電時間を気にせず過ごすことができます。

・外での充電より安く済む

外での充電より安く済む

自宅充電にかかるコストは電気代だけなので、外で充電を行ったときよりもお財布に優しいのも魅力です。電気代は、電気会社と契約している料金プランによって差はありますが、1kWhあたり25~30円程度が目安。夜間充電がメインなら、夜間の電気代が安くなるプランを選ぶなど、ライフスタイルに合わせて充電費用を節約できます。

・外出の手間や順番待ちのストレスがない

外出の手間や順番待ちのストレスがない

お盆や年末の直前などに給油しようとして、ガソリンスタンドの長蛇の列にうんざりした…という経験をお持ちの方も多いのでは。自宅充電ならいつでもマイペースで充電できるので、給油のために出かける手間や、混雑の順番待ちをするストレスがありません。

まとめると…まとめると…

自宅充電で車との距離が縮まる。好きな時間に手軽に充電しよう

自宅充電で車との距離が縮まる。好きな時間に手軽に充電しよう

EVやPHVは、その環境性能から注目されることが多いのですが、ほかにも手軽な自宅充電や、騒音や振動の少ないスムーズな走行など、暮らしや運転を快適にするメリットもあります。今まで「給油はガソリンスタンドに出かけるのが当たり前」という方も、EVやPHVの自宅充電に目を向けてみてはいかがでしょうか。次のページでは自宅充電のために必要な設備と工事について説明します。

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最終更新日 2024年10月30日