家庭でできる浸水対策! 大雨から命と住まいを守る

2023年6月16日

毎年のように頻発する集中豪雨や台風による浸水被害。
特に最近は、局地的な豪雨によって下水の処理能力を超える雨水が一気に流れ込み、マンホールなどからあふれる「内水はん濫」と呼ばれる都市型の浸水被害が増えています。
浸水による被害を減らすために、家庭でできる対策を知っておきましょう。

水害に関する情報を収集する

浸水対策を行う上で、必ず目を通しておきたいのが、各自治体が発行する「水害ハザードマップ」や、国土交通省による「ハザードマップポータルサイト」。浸水の可能性があるエリアや浸水の深さなどが示されており、今住んでいる地域や、これから土地や住宅を購入する地域の水害リスクを知ることができます。
また、実際に急な大雨が降ったときは、国土交通省の「川の防災情報」サイトなどで、近隣の河川の水位状況や雨量を確かめましょう。こまめな情報収集が、適切な避難行動につながります。

(参考)
・国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
https://disaportal.gsi.go.jp/

・国土交通省「川の防災情報」
https://www.river.go.jp/index

側溝・排水溝を掃除する

道路にある側溝や排水溝がゴミなどで詰まっていると、雨水がスムーズに排水されず、道路の冠水や建物の浸水を招いてしまいます。
梅雨や台風のシーズンが近づいたら、側溝・排水溝をチェックして、たまったゴミや泥を取り除きましょう。町内会の行事で側溝・排水溝の掃除を行っているところも多いので、回覧板などをチェックしてみてください。

雨水タンクや浸透雨水枡などを設置する

大雨による雨水があふれ出るのを防ぐために、自宅の敷地に「雨水タンク」や「浸透雨水ます」などを設置するのも有効です。
雨水タンクや浸透雨水ますについては、設置のルールが定められている自治体や、設置の補助金が出る自治体もあるので、事前に確認しておきましょう。

火災保険の補償内容をチェックする

家を新築・購入する際に加入する火災保険には、台風や豪雨、高潮、土砂崩れなどの水害による損害を補償する「水災補償」が付いている商品もあります。浸水リスクのある地域に自宅がある場合は、火災保険の補償内容をチェックして、水災補償付きのものを選ぶことをおすすめします。

水害のリスクを知り、万全の対策を!

集中豪雨や台風による浸水被害が多い日本では、日頃から水害のリスクを知り、対策しておくことが大切。
いざというときに慌てないためにも、大雨への備えを強化して安心を手に入れましょう。


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