思春期に最適な家のあり方ってどんなもの?
家選びの上で求められるポイントは、子供がいる家庭とそうでない家庭では違います。さらに子供の年齢によっても必要になってくるものも違ってくるのではないでしょうか。小さな子供にとって良い家と、思春期の子供にとって過ごしやすい家というのは少し違う部分があるでしょう。では思春期の子供のいる家庭はどのような家を探せばよいのでしょうか。思春期の子供のためにどんな家を選ぶかアンケートを取ってみました。
【質問】
今のマンションが古いので引越しを検討しているあなた思春期の子どもがいるとしたら、どんな家が最適だと思いますか?
【回答数】
一人部屋を与えられる一戸建て:68
部活動に専念してほしいから、練習できる庭付きの一戸建て:2
子どもの様子を把握したいから、一緒の部屋にいられるマンション:15
塾に通わせたいから、帰りが遅くても安心な駅チカのマンション:15
子供の自立とプライバシーの確保で一歩大人へ!
最も多かったのは、一人部屋を用意できる一戸建てでした。
思春期の子供なので一人でいたいこともあるので、プライバシーが保てる一人部屋が必要だと思うから。(30代/女性/専業主婦主夫)
思春期になると子どもはプライバシーに敏感になる。親であっても見られたくないものもあるので、やはり一人部屋が必要だと思う。(50代/女性/専業主婦主夫)
自分の空間を持つことも大切だし、いつまでも親と一緒では自立できないから。(20代/女性/学生)
思春期になってくると小さいころとは違い、自分で自分のことを管理できるようになってきます。そして時には自分一人で過ごしたいと思うときだってあるでしょう。
また、思春期はそろそろ子供のプライバシーも考えていいころかもしれませんね。必ずしも親の目の届くところに居なければならない年齢ではなくなってきていますし、むしろ親の目から離れて自立していくようにしてあげるためにも、一人部屋があるというのは大きな手助けになるのではないでしょうか。
思春期だからこそ必要な要素とは
二位は同率で一緒にいられるマンションと、通塾しやすい駅チカマンションとなりました。
思春期でも子供の様子はしっかり見ておきたいし、コミュニケーションをとれるようにマンションが良いです。(30代/女性/無職)
思春期以降、予備校や習い事以外でも電車を利用して外出する機会も増えると思うから。(20代/女性/学生)
家の中で過ごす時間よりもどんどん外の世界での活動も多くなってくると思うので、まず、不便だったり治安が心配な環境は避けたいと思います。(40代/女性/専業主婦主夫)
思春期の子供のプライバシーや自立といったことももちろん大事ですが、家族である以上きちんとコミュニケーションをとることも大事なのかもしれません。あまりコミュニケーションを取らずによくない方向へ育ってしまうと心配ですし、コミュニケーションも大切にするべき部分なのでしょう。そしてこの年代の子供は、学校以上の勉強をするために塾に行くことになるでしょうし、それ以外でも外出が多くなってくることと思います。それらも考慮すれば、交通面も考えないわけにはいかないのかもしれません。
子供の成長にも大きな影響を与えるのはやっぱり家!
家の環境が子供に与える影響が大きいことが、このアンケート結果からうかがえました。子供にある程度自己管理を任せて自分の部屋を持たせるという考えも、コミュニケーションのために一緒にいてあげるというのも一つの考え方でしょう。交通アクセスも子供の行動には大きく影響してきますし、負担にならないように考えてあげたいですよね。
子供が将来どのように育ってほしいかをしっかりと考えて家を選ぶということは、とても大事なのかもしれません。実際に子供と対話しながら、どんな家がいいのか考えてみてはいかがでしょうか。
【アンケート概要】
■ 調査地域: 全国
■ 調査対象: 年齢不問・女性
■ 調査期間: 2015年03月13日~2015年03月27日
■ 有効回答数: 100サンプル