将来的な両親との同居、どんな工夫が必要?

2015年4月27日

新築一戸建てに引っ越すことになったあなた、将来的に両親も一緒に住めるようにするにはどのような工夫が必要だと思いますか?

若いうちは両親と離れて暮らしていても、いずれは一緒に住むことを考えている方は少なくないのではないでしょうか。自分たちにとっては住みやすい家だとしても、年老いた親にとっては暮らし難い部分があるかもしれません。家を手に入れる段階から親との同居を見据え、準備している方もいらっしゃるようですが、一緒に住んでみて初めてわかる部分もあり、多少のリフォームは必要になってくるのかもしれませんね。
そこで、両親との同居を考えた場合にどのような工夫が必要と思うか、アンケートを取ってみました。

【質問】
新築一戸建てに引っ越すことになったあなた、将来的に両親も一緒に住めるようにするにはどのような工夫が必要だと思いますか?

【回答数】
階段に手すりを付ける:14
車いすでも入れるトイレを設置:16
段差を少なくする:52
またぎやすい高さの浴槽を設置:13
畳・掘りごたつなど和風の部屋を作る:5

転倒事故が怖い!まずは「段差を少なくする」ことが先決!

アンケートの結果、「段差を少なくする」が一番多い結果となりました。

ちょっとの段差でもつまずくことがありそうなので、段差をなくすことを考えます。

何気ない自宅の段差が思わぬケガに繋がると思いますから、将来を考えると段差を少なくするようにすることで一緒に住めると感じています

段差があるとつまずいて転んだりするので、段差がない方がいいので選びました。

段差を少なくすると言うより.将来的なことも考えてバリアフリーにするかもしれません。

玄関などバリアフリーにして、今後車椅子を使用することに対応できるようあらかじめ段差を少なくする。

転倒して怪我をすることを危惧している方が多いようです。特に高齢者の転倒事故は重症化することもあるため、多くの人が段差を無くすることが最優先と考えているようです。親にはいつまでも元気でいて欲しいという、子の優しさからきているのかもしれませんね。
バリアフリーに関する意見もありました。親が車椅子生活になった際の、介護のしやすさを考慮している方は少なくないようです。

介護の負担も減る?車椅子でも入れるトイレ!

「段差を少なくする」に次いで「車いすでも入れるトイレを設置」、「階段に手すりを付ける」の順となりました。

将来、車いすを使用することを想定して、広めのトイレを設置するのがよいと考えます。そのためにも、全体的に廊下など広めにゆったりとした作りがよいと思われます。

下の世話が1番大変だから選択肢としては車いすでも入れるトイレを設置

トイレは自分て処理してもらいたいので、車椅子になったら自分の力で移動してもらいたいから。

階段から落ちてしまうことが最も怖いので、手すりを用意します。

転倒による骨折から寝たきり、認知症にすすむことも多いので、階段の手すりは必須だと思う

広いトイレが必須という意見が多数ありました。将来的に親が車椅子生活になることを想定し、車椅子でも不自由なくトイレを利用できるようにしたいという意図があるようです。介護の負担を減らす効果を期待している面も、あるかもしれません。
「階段に手すりを付ける」という回答では、事故を心配するコメントが多く見られました。事故が起きる可能性を考慮し、前もって対策を講じることは最低限必要とされることなのかもしれませんね。

将来を見据えて沢山の物件を下見することが大事?

今回のアンケート結果から、将来的に両親と同居するための施策として、家の中の段差を無くすることが最も重要だと考えている方が多いことがわかりました。高齢者が転倒した場合には大怪我に繋がるケースもあり、事故が起きないよう最善を尽くしたいという思いや、将来的な介護の際の負担減に繋げたいという狙いもあるようです。
家を手に入れる際には両親と一緒に暮らすことを想定し、様々な物件を見学することで、そこから介護のヒントを得るのも賢明な方法かもしれませんね。

【アンケート概要】
■ 調査地域: 全国
■ 調査対象: 年齢不問・男女
■ 調査期間: 2015年03月13日~2015年03月27日
■ 有効回答数: 100サンプル


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