高齢の両親が住みやすい家へとリフォーム、ポイントは?
両親には、いくつになっても快適に生活してほしいですよね。高齢になってきて心配な点が出てきたり、まだまだ元気でもこれからの不安を解消するために、家のリフォームを検討している人も多いのではないでしょうか。しかし住宅のリフォームと言っても、さまざまなポイントがあります。そこで、両親が年を重ねても住みやすい家を考えた時、どのようなリフォームが良いのかアンケートをとってみました。
【質問】
高齢の両親のためにリフォームのポイントは?
【回答数】
バリアフリー:54
浴室・トイレ:22
扉・手すり:21
キッチン:0
その他:3
やはりバリアフリーは、欠かせません
アンケートの結果、バリアフリーと答えた人が一番多く半数以上いました。
・足腰が悪くなる一方で、怪我されるとガタッと老化が進むので家の中は過ごしやすく。(30代/女性/専業主婦)
・やはりバリアフリーですね。ほんのちょっとの段差で、つらそうですから。(50代/女性/専業主婦)
・階段をスロープにしたり少しの段差をなくして転倒しないようにしてあげたいです。(20代/女性/会社員)
やはりバリアフリーを重要視している人が多数しました。高齢になると体が弱ってきて、小さな段差でも障害になることが多いからでしょう。
段差でつまずくだけで大怪我に結びつく可能性も考えられ、また怪我によりさらに老化が進行してしまうことを心配する声もありました。
浴室やトイレのリフォームも肝心!
アンケートの結果、浴室・トイレが二番目に多く挙げられました。
・やはり一番危険だけどなるべく一人で行きたい場所だと思うので。(20代/女性/専業主婦)
・一人でトイレに行けなくなることは、かなりの自尊心が傷つけられます。トイレに行けるようになった母はとても喜んでいました。(40代/女性/パートアルバイト)
・お風呂は、介護が可能なように広めにしたいと考えています。また浴室全体も冷えすぎない素材にして身体にかかる負担を少なくしたいです。(20代/女性/専業主婦)
浴室やトイレに関して、温度差による体への負担や使いにくさなどを不安に感じていることが多いようです。プライバシーに関わる場所なので、できるだけ高齢の両親が自分で使用しやすいように整えてあげたいですよね。
また、いずれ介護が必要になった場合でも、介護しやすいように広めにすることや機能性も考慮に入れたリフォームを考えているという声もありました。先々どのようなことがあっても、安心して暮らせるように考えていることがうかがえます。
扉・手すりも大事なポイントの一つ!
アンケートによると、三番目に多い回答は扉・手すりでした。
・できるだけ段差をなくすのが第一条件だけど、それでもたいへんだと思うので、やっぱりつかまるための手すりは必須だと思う。(50代/男性/専業主夫)
・階段を降りる時の手すりは必須だと思うので、階段や色々な所に手すりをつけたい。(40代/女性/専業主婦)
・歩くことが困難になるとさらに筋肉が衰えてしまうので、歩ける環境を作ってあげたいです。(20代/女性/契約派遣社員)
特に手すりが必要という意見が多く挙がりました。足腰が弱ってくる両親が怪我をしないように、さらにできるだけ自分の足で家の中を歩けるようにしてあげたいという配慮がうかがえます。
バリアフリーで段差をなくし、さらに手すりも加えたいという万全な対策を練っている回答もありました。
キッチンのリフォームは、考えてないかも
アンケートによると、キッチンをあげた人はいませんでした。他にもいくつか意見が挙げられました。
・冬期間、室温差のない家づくり。これはリフォームの最初のプランに入れて置かないと、後から追加が難しいと思います。(40代/女性/無職)
・特に無い。祖母も一緒に住んでいるが、なるべく段差のないフラットな家に設計した。(20代/女性/公務員)
キッチンをあげた人は、一人もいないという結果になりました。高齢の両親のためのリフォームの際、優先順位の低いリフォームポイントのようです。
その他に、高齢者にとってリスクの大きい冬の室温差をなくした家にするという意見や、初めから段差のない家に設計したので必要ないという声もありました。やはりバリアフリーは大事なのですね。
高齢になってもなるべく自分の足で暮らせる家が理想
高齢の両親のために、多くの人がバリアフリーをメインとしたリフォームを望んでいるようです。できるだけ自分の足で家の中を移動でき、なるべく自分だけでトイレや浴室を使えるようにと考えていることがうかがえました。歩くことや身の回りのことがしやすいように、家を整えることは、心身の健康につながるということでしょうか。また、介護が必要になった場合や、浴室の温度差についてなど細やかな配慮も多くあげられ、両親の健康と快適な暮らしを真剣に考えていることがわかる結果となりました。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年10月27日~2015年11月10日
■有効回答数:100サンプル
【バリアフリー】
・歳を取ると段差を超えるのが困難です。転んで足を骨折でもしたら寝たきりや車いすの生活を余儀なくされますので、バリアフリーは必須かと。(20代/男性/無職)
・高齢になると移動がつらくなると思うので、足腰に負担がかからないバリアフリーの設備をつけてあげたい。(30代/女性/専業主婦)
・できるだけ段差をなくして歩きやすくしてあげたい。階段もなくす。(20代/女性/学生)
・高齢の両親のためにリフォームのポイントはバリアフリーだと思います。(20代/女性/無職)
・高齢の両親のためにリフォームのポイントはバリアフリーなのでそれを選びました。(30代/男性/会社員)
・年を取るとちょっとした段差にもつまずき、ころんだりして骨折することもあると思います。(40代/女性/パートアルバイト)
・バリアフリーですかね。高齢になってくると、ちょっとした段差が大変みたい。(30代/男性/無職)
・お年寄りは転びやすいので段差は無いほうがいいと思います。実際にバリアフリーにしました。(50代/男性/自営業(個人事業主))
・階段の角度が、あまりにも急だったりすると、高齢者が使用したときに、使いづらかったり、事故になったりするから(40代/男性/パートアルバイト)
・段差が多いと転びやすくケガの元になり、車いすの際は使用に制限がでてくるから。(30代/女性/専業主婦)
・つまずきにくくするために全面バリアフリーがいいとおもう後は平屋にする(30代/女性/専業主婦)
・高齢の両親のためにリフォームのポイントはなんといってもバリアフリーです、少しの段差ですっころびます(30代/男性/会社員)
・家じゅうに手すりを増やさないと、転倒の危険性があるので、ポイントにしています。(40代/女性/専業主婦)
・段差を減らして、転倒を防止できるようなリフォームが理想的だと思う。(30代/女性/専業主婦)
・段差をなるべくなくして、手すりなどもつけ移動に困らないようにしたいです(20代/男性/学生)
・階段をスロープにしたり少しの段差をなくして転倒しないようにしてあげたいです。(20代/女性/会社員)
・高齢になると、少しの段差でもつまづいたりするので、バリアフリーにしたいと思います。(20代/女性/学生)
・手すりや段差をなくすなど、老人にとって快適なスペースにしたいです。(40代/男性/専業主夫)
・足腰が弱くなった時のためにバリアフリーで転ばないようにした。(30代/女性/専業主婦)
・一番重要なポイントがバリアフリーだと思います。玄関の段差をなくしたり歩きやすくする。(20代/女性/学生)
・義父が狭い範囲で生活できる工夫と、なるべく段差が少ない環境を望んでいるため。(30代/男性/会社員)
・高齢の方は、ちょっとの段差でも転んでしまうみたいなので、玄関からバリアフリーな空間が、望ましいと思います。(40代/女性/パートアルバイト)
・暮らしやすさを第一に考えたいと思います。玄関から段のないような感じの。(20代/女性/学生)
・自分も若い頃にはなかった家の何もないところでつまずくという経験をしたので。(40代/女性/専業主婦)
・できる限り無駄の動きと、段差の少ない家にすること。取り敢えず転ばないことが最優先である(40代/女性/無職)
・今が健康であっても、将来的な視点で考えれば、バリアフリー化のリフォームが最優先事項ですね。(40代/男性/パートアルバイト)
・部屋の段差を少なくして手すりをつけるなどのバリアフリーをしたいです。(30代/女性/無職)
・段差があるとのちのち大変になると思うので、段差をなくしたりしてあげたい。(20代/女性/学生)
・段差で躓く危険が大きければ、日常生活で必要な移動すら面倒になってしまうため。一番に足元のバリアフリーに気を配りたい。(20代/女性/学生)
・これから年をとって怪我をするかもしれないのでぜひバリアフリーをつけたいです(30代/女性/会社員)
・足腰が弱くなると住むことが大変になるので、バリアフリーは必要だと思ったので。(20代/女性/専業主婦)
・足が自然に上がらなくなるらしいので、小さな段差も危険と聞いたのでまずはバリアフリーだと思います(40代/女性/専業主婦)
・実際に少しの段差でもつまずくことがあるだけに安心して過ごせることが大事と思うので。(50代/女性/専業主婦)
・段差などが思わぬケガに繋がると思うので、バリアフリーがポイントになると思います。(30代/女性/パートアルバイト)
・家の中でのつまずきのリスクを最小限にするため。出来ることなら平屋の家にしたい。(30代/女性/専業主婦)
・ちょっとした段差で転倒して大怪我などということがない家にしたいから(20代/男性/会社員)
・やはり段差が多かったりすると体力も消耗するでしょうし、安全に暮らして欲しいから。(20代/男性/自由業・フリーランス)
・段差のないことがいちばん過ごしやすそうな気がするので、バリアフリーがいいと思います。(40代/女性/専業主婦)
・歩くとき足を大きく上げるのが大変なので。また、車椅子になっても家で生活ができるので。(30代/男性/会社員)
・手すりも重要だが在宅では介助方が多いからいらない。むしろバリアフリーは介護するほうが必要になる。(30代/男性/会社員)
・とにかく段差をなくすことです。つまづきにくくするためもありますが、年をとると、少しの段差も辛いと効くからです。(30代/女性/無職)
・両親が高齢になると階段などがきつくなると思いますからバリアフリーにこだわります。(50代/男性/自由業・フリーランス)
・年をとって足元がおボツ数なってきたので段差をなくしてあげたいです(30代/男性/自営業(個人事業主))
・足が弱らないよう歩き続けて欲しいので、バリアフリーにしたいです。(40代/女性/パートアルバイト)
・バリアフリーが一番でしょうね。高齢になると足腰が弱ってしまってつまづきやすくなりますから。なるべく段差をなくすようにしたほうがいいです。(40代/男性/無職)
・段差があると、転びやすく、転ぶと骨折して、リハビリに時間がかかるので。(50代/女性/その他専門職)
・バリアフリーをなくすこと。高齢になると少しの段差でケガに繋がるので、早い段階からリフォームをして家に慣れてほしいと思います。(20代/女性/専業主婦)
・とにかく段差を少なくして、つまづきをなくしたいからまずはバリアフリー(20代/女性/パートアルバイト)
・まず、各部屋への段差をなくし、転倒しないようにリフォームしたい。(50代/女性/パートアルバイト)
・筋力が落ちてきて、段差で躓くようになって転倒して骨折するといけないからです。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・やはりバリアフリーですね。ほんのちょっとの段差で、つらそうですから。(50代/女性/専業主婦)
・高齢になると段差がポイントとになるらしく高低差の少ないものにしたいと両親が言っていたから。(20代/女性/会社員)
・足腰が悪くなったりしても安心して家で生活できるようになって欲しいから(10代/男性/学生)
・足腰が悪くなる一方で、怪我されるとガタッと老化が進むので家の中は過ごしやすく。(30代/女性/専業主婦)
【浴室・トイレ】
・一番事故が多いところなので浴室やトイレのリフォームをすること大事です。(30代/女性/契約派遣社員)
・お風呂は、介護が可能なように広めにしたいと考えています。また浴室全体も冷えすぎない素材にして身体にかかる負担を少なくしたいです。(20代/女性/専業主婦)
・やはり一番危険だけどなるべく一人で行きたい場所だと思うので。(20代/女性/専業主婦)
・浴室やトイレは冬にひんやりしがちなので、床暖房等で暖かい家を作ってあげたいです。(20代/女性/専業主婦)
・手すりやバリアフリーももちろん必要なのですが、一番重篤な事故が発生しやすいのが浴室・トイレだと思うので、万全の備えをしたいです。(50代/女性/契約派遣社員)
・浴室やトイレはよく使う場所だと思うから。特にトイレは綺麗じゃないと満足できないから。(20代/男性/学生)
・お風呂で倒れてしまうことが一番危険なので、床をきちんと滑らないようにしたいものです。(20代/女性/学生)
・一人でトイレに行けなくなることは、かなりの自尊心が傷つけられます。トイレに行けるようになった母はとても喜んでいました。(40代/女性/パートアルバイト)
・気温差によって心臓に大きな負担がかかるので、脱衣所などに暖房をつけたりして気温差を小さくしたい。(20代/女性/パートアルバイト)
・浴槽やトイレでなくなる方が、毎年一定数いらっしゃるそうです。そうなると、高齢の方に不自由なく入ってリラックスしてもらうには、まずは浴室やトイレになるのかな、と考えました。(40代/女性/会社員)
・一人になる場所なので、両親が使いやすく危険のないように整えたいです。(30代/女性/専業主婦)
・暖房完備の脱衣場やトイレを設置したい。落ち着いて脱衣できる場所が無く洗面台への動線上で着替えているため気温が低いときは体に良くないと感じている。(50代/男性/無職)
・段差をなくすことと、湯船の高さを低くすることが大切なのかと思います。(30代/女性/パートアルバイト)
・浴室はだれかに手伝ってもらうとなると大変だから、浴槽を低くしたりしたい。(20代/女性/専業主婦)
・高齢の親にとって、毎日のお風呂掃除が、とても負担なので、お風呂掃除しなくても24時間入浴できるお風呂にしたい。(循環式の)それから、温度差が心臓に悪くないように、浴室や脱衣所に暖房を入れたい。(30代/女性/自由業・フリーランス)
・浴室などリラックスできる空間に力を入れてリフォームしたいです。(20代/男性/自由業・フリーランス)
・トイレや浴室は心が開放されるところがと思うので、落ち着ける広い空間にしたい(30代/女性/パートアルバイト)
・実家の浴槽が深いタイプで祖母が一度落ちたことがあり大変だった!!安全なのが一番!!(30代/女性/専業主婦)
・歳を取るとどうしても、若い頃のようには身体が動かなくなりますが、トイレやお風呂は介護することになる年齢までは、プライベート空間なので一人になってしまいますので、安全に使用出来るようにしたいと思います。(30代/女性/無職)
・今は福祉用具でどうにかなることも多いですが、車椅子で入れるトイレや、浴槽の浅いお風呂は大事だと思います。(30代/男性/会社員)
・生活する上で毎日使用するもので、一番怪我をしやすい場所だから。(30代/男性/会社員)
・浴槽とトイレの段差をなくし、冬場は暖房器具で温め室温との差をなくす。(50代/女性/会社員)
【扉・手すり】
・階段を降りる時の手すりは必須だと思うので、階段や色々な所に手すりをつけたい。(40代/女性/専業主婦)
・廊下や階段、部屋の全てに手すりを付けて、できるだけ自分で歩けるようにする。(40代/男性/無職)
・歩くことが困難になるとさらに筋肉が衰えてしまうので、歩ける環境を作ってあげたいです。(20代/女性/契約派遣社員)
・高齢の両親のためにするリフォームのポイントは、扉や手すりです。(30代/男性/パートアルバイト)
・高齢の両親のためにリフォームのポイントは、手すりでしょう足腰の自由がききにくくなるから(30代/男性/会社員)
・まず自分で立って移動してもらわないと足腰が弱るので、手すりを廊下や階段に、扉はすべてできれば負担の少ない釣り引き戸にしてあげたいです。(40代/女性/専業主婦)
・出入り口は余裕のある広さで、手すりは邪魔にならないよう多めにつけたい。(30代/女性/パートアルバイト)
・歳を取るとケガが治りにくいので、転ばないように手すりを階段や廊下に付けたいです。(30代/男性/契約派遣社員)
・足腰が弱くなってくるので、バランスを崩して転けてしまったら大怪我をするから(20代/女性/学生)
・転んで顔や頭を打撲することがあるので、手すりをつけて怪我の防止対策としたいから。(40代/男性/パートアルバイト)
・できるだけ段差をなくすのが第一条件だけど、それでもたいへんだと思うので、やっぱりつかまるための手すりは必須だと思う。(50代/男性/専業主夫)
・高齢になると、足は上がってもなかなか前へ進めません。それはどこへ行っても同じでトイレで座れば起こすのに手すりが必要でお風呂場でも支えるのに手すりが必要玄関でもキッチンでも身体があるとこには手すりがないと不安定で足が前へでない。(30代/女性/専業主婦)
・室内に手すりをつけることで転倒などの不安なく過ごせるようになると思うから。(20代/女性/パートアルバイト)
・トイレやお風呂や階段など、立ったり座ったりなどの動作が必要な場所には、転倒の防止の為にも必要だと思います。(20代/女性/学生)
・やっぱりあちこちに手すりは必要になってくると思います。家の中で転ぶことも多いので(20代/女性/自由業・フリーランス)
・足腰が弱くなると思うので、手すりは、いろんな所につけてあげたいです。(30代/女性/パートアルバイト)
・トイレや玄関、勝手口などのドア付近にも手すりがあるといいな。(20代/女性/会社役員)
・足腰が弱るとちょっとの段差でも上り下りができなくなってしまいます。手すりをつけることにより安全が確保され手の力でちょっとした段差なら乗り越えることができます。(50代/男性/自営業(個人事業主))
・既に大半はバリアフリーなので改善する部分は少ない・・・・・・・・・・・・。(30代/男性/自由業・フリーランス)
・バリアフリー化はどうしても大掛かりになる。扉や手すりなら、既存の建物に後付けでき、費用もかからないと思うから。(20代/女性/パートアルバイト)
・高齢者は立ち上がる時につかまる物がないと大変だと思います。なので、手すりは絶対だと思います。(40代/女性/専業主婦)
【その他】
・リフォームの費用はないので、要らない物を減らして使う物だけを厳選する。(40代/女性/その他専門職)
・冬期間、室温差のない家づくり。これはリフォームの最初のプランに入れて置かないと、後から追加が難しいと思います。(40代/女性/無職)
・特に無い。祖母も一緒に住んでいるが、なるべく段差のないフラットな家に設計した。 (20代/女性/公務員)