2014年10月26日 更新
マンションを手に入れるためには、購入の資金計画を立てて、物件を比較検討して、購入申込み、住宅ローン審査、売買契約、引っ越し……と、数多くのステップがあります。
不動産の購入に慣れている人はなかなかいませんので、それでも引っ越しまでこぎ着けたら、「やれやれ、ひと安心」とばかりに力が抜けきってしまう人も多いはず。けれども、入居は決してゴールではなく、これから始まるマンション暮らしのスタート地点です。入居後の管理や心がけ次第で、マンションの住み心地も資産価値も様変わりしていきます。
せっかく手に入れたマンションなのですから、いつまでも安全で快適に、資産価値も下げずに過ごしたいと思うのは当然ですよね。この特集では、そんなあなたと家族のマンション暮らしをより豊かにするノウハウを紹介します。これからマンションを購入予定の人も既に購入したという人も、ぜひ参考になさってください。
そもそもあなたが、マンション購入を決めた理由は何でしょうか。もしも以下の理由からマンションを選んだのなら、ほんの少し注意が必要かも知れません。
戸建てより地震に強く、防犯性も高い
清掃や修繕などの面倒なことは、管理人さんや管理会社におまかせできる
戸建てのようなご近所付き合いがないから楽
上記は「マンションのメリット」として取り上げられることが多く、実際にこのような理由からマンションを選ぶ人も少なくありません。けれどもこれは、一部当てはまる部分もあるのですが、必ずしも正解ではないので鵜呑みにするのは危険といえるでしょう。
上記のメリットをデメリットも交えると次のようになります。
駐車場や駐輪場、宅配ボックスなど、充実した共用設備はマンションならではの特徴。中にはシアタールームやゲストルームのような豪華な共用設備を売りにしているマンションもあります。これらの設備は確かに魅力的に映りますが、維持管理費が高い、利用者が少ないなどの理由で廃止・縮小される場合もあります。本当に必要な共用設備は何か、購入前に検討しておきましょう。
鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)のマンションは、戸建ての木造住宅より地震に強く、倒壊の危険性が少ないとされています。また、オートロックや防犯カメラといった防犯設備により、空き巣の侵入などに巻き込まれる可能性も低い傾向にあります。けれども防災や防犯は本人の心構えが大切ですから、「マンションだから安心」と安易に考えるのはNGです。どんなに防災や防犯にすぐれたマンションであっても、地震による家具の転倒対策を怠ったり、戸締まりを忘れたりすると、災害や犯罪の被害に遭いかねません。
実際に清掃やメンテナンスを手掛けるのは管理人さんや管理会社でも、管理の責任はあくまでもマンションの区分所有者による管理組合にあります。組合の意向で管理を管理人さんや管理会社に委託しない場合は、管理組合や居住者で清掃やメンテナンスを行う場合もあります。「何でもやってもらえる」と思わずに、あなた自身が管理に携わっているという意識を持ちましょう。
管理組合について、詳しくは「資産価値と管理組合の役割」へ
マンション内の管理組合の活動もありますし、建物内に複数の世帯が入居している以上、お互いに無関心という訳にはいきません。日頃からきちんとご近所付き合いがあれば、万一の災害の時も安心です。
マンションのご近所付き合いについて、詳しくは「マンションのご近所付き合い」へ
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