フライパンを長持ちさせたい!正しい使い方と洗い方
2019年2月26日
フライパンの代表的な汚れといえば「油汚れ」。
こびりついた汚れを毎回ゴシゴシと力いっぱい洗っていないでしょうか。
フライパンの種類によっては、力任せの洗い方は表面のコーティングや素材を痛める原因になります。
フライパンを長持ちさせるためには、毎日の使い方・洗い方に注意が必要です。
今回は、一般家庭でよく使われている「鉄製フライパン」と「フッ素樹脂加工のフライパン」を長持ちさせる方法を紹介します。
フッ素樹脂加工のフライパンは、温度変化に注意!
一般家庭で最も多く使われている「フッ素樹脂加工」のフライパンは、材料がこびりつきにくく、調理しやすいためとても人気です。また、「汚れが落ちやすい」「低価格で手に入る」「さびない」といったメリットも大きいでしょう。
反面、フッ素樹脂は使用期間・頻度によって少しずつ剥がれ落ち、使用方法によっては半年程度で焦げつくようになる場合もあります。
「フッ素樹脂加工」のフライパンを長持ちさせるには、「中火以下で調理すること」「空焚きはしないこと」を必ず守りましょう。フッ素樹脂加工の耐熱温度は250~270℃。それ以上の高温となると、一気に劣化し始めます。また、金属製のヘラやお玉を使うと表面に傷がついて加工が剥がれやすくなりますので、木製やシリコンといった柔らかい素材の調理器具を使いましょう。
洗う際は、フライパンが熱いうちにキッチンペーパー等で表面の汚れを取り、お湯で洗うようにします。調理後に冷たい水で洗うと、急激な温度変化による金属の収縮で、表面加工が剥がれやすくなるためです。
食器用洗剤をつけた柔らかいスポンジでやさしく洗いましょう。
鉄製フライパンは耐久性抜群!でもお手入れは必須
高温に強く、保温性や蓄熱性に優れているため、料理愛好家やプロにも愛用者の多いのが鉄製フライパン。
自然に鉄分が摂れることから健康志向の人にも人気ですが、きちんと手入れしなければサビてしまうのが欠点です。
鉄製フライパンを使う際は必ず中火以上で空焚きをし、全体を十分に熱してから、調理油をなじませて食材を入れます。
フライパンが冷たいまま調理を始めると、食材が底にこびりついてしまいます。
洗うときは、食器用洗剤は使わずにタワシやスポンジで軽く水洗いしましょう。フライパンの表面に油の膜ができるため、洗剤を使わなくても問題ありません。
洗った後は、空焚きして水分を飛ばし、薄く調理油をなじませておけばサビも心配なく、長くきれいに使うことができるでしょう。
「油汚れ」は洗剤やスポンジにこだわって撃退!
フライパンを長持ちさせるには、調理方法と同時に、いかに手早く汚れを落として表面への摩擦やダメージを少なくできるかがポイントです。
そのため、油汚れに強い食器用洗剤を使ったり、汚れを手早く落とせるスポンジやフキンを利用してみてはどうでしょうか。
フライパンの長持ちとともに、家事時間を短縮できて一石二鳥です。
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